ナポリからのGIFT

少しでもナポリに興味を持つ人が増えれば、と思い、書いています。ただ、稀にプライベートの事も。

ナポリ版 “ Team of the decade ”

 

まもなく2020年に突入するが、各所で「2010年代のベストイレブン」企画なるものが催されている。

リヴァプールユヴェントスのようなメジャークラブはよく記事に上がるということで、ナポリ版は僭越ながら勝手に僕が担当させていただこう

尚、この記事を見た記者の方は勝手にコピーしていただいても構わないし、お金も必要ないが、おそらくナポリという世間的にはマイナークラブの事を記事にするほど暇な年末は過ごしていないだろう。

 

 

 

■GK:ペペ・レイナ

 

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ペペ・レイナ

モルガン・デ・サンクティスがクラブを離れ、代役としてイングランドリヴァプールからこの経験豊富なスペイン人を獲得したのは2013年。その後1シーズンは控え承知でバイエルン・ミュンヘンに在籍したが、やはり物足りなさを感じたのか、丁度ラファエルやマリアーノ・アンドゥハルにこちらも物足りなさを感じていたナポリと再契約。計4シーズンゴールマウスを守った。

特筆すべきは足元の技術と鋭い飛び出しで、そのどちらもマウリツィオ・サッリが率いたチームのカラーにマッチ。陽気なキャラクターでロッカールームも盛り上げた。

 

 

 

■RSB:クリスティアン・マッジョ

 

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クリスティアン・マッジョ

ナポリにおいて2つのサイクルを全て経験してきたのは、マレク・ハムシクと彼だけだ。長らく右のウィングバックとして活躍し、爆発的なスピードとスタミナでワルテル・マッツァーリ政権の戦術を支えた。

どのシーズンでも5ゴール前後は積み重ねる攻撃力を誇り、特に逆サイドのクロスをファーサイドで詰めるのが定番だった。

ポジションをサイドバックに下げてからも、存在感は相変わらず。パオロ・カンナヴァーロ退団後はチームの副キャプテンも務めた。

 

 

 

■CB:ラウール・アルビオル

 

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ラウール・アルビオル

レイナと同じくラファエル・ベニテスに請われる形で加入した元レアル・マドリー戦士。長らく守備の統率者としてリーダーシップを取り、スピード不足が指摘されながらも、それを補うポジションセンスで相手FWを苦しめた。カリドゥ・クリバリとのパートナーシップは円熟の域に達し、ビルドアップも巧み。間違いなくナポリの功労者として人々の記憶に残っていくはずだ。

尚、スペイン代表歴も長く、今季終了後のユーロ2020への参加も濃厚だろう。

 

 

 

■CB:カリドゥ・クリバリ

 

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カリドゥ・クリバリ

「完全無欠」という言葉は彼のために存在するかのようだ。彼のスピードとパワーに関してはもはや言うまでもなく、ベニテス時代にやらかしまくった過去も今は昔。サッリの下で研鑽を積み、インテリジェンスも併せ持った素晴らしいセンターバックへと飛躍を遂げた。

移籍金は€100mでも足りないといわれ、今やビッグクラブから引く手あまた。とりあえず、獲得したいのならしっかり会長を満足させましょう。

 

 

 

■LSB:ファウジ・グラム

 

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ファウジ・グラム

懐かしのファン・スニガとどちらにしようか、最も選考に悩んだポジションのひとつではあったが、一時は間違いなくワールドクラスの輝きを放っていたグラムを選出した。高精度の左足クロスでチームを支え、ベニテスとサッリの下ではレギュラーとしてプレー。その間にはコッパ・イタリアスーペルコッパ・イタリアーナのトロフィー獲得にも貢献した。

惜しむらくは近年怪我とコンディション不良で出場さえままならないことだが…。

 

 

 

■CM:アラン

 

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アラン

ナポリファンが知るのみぞ知る「スイス三銃士」にも引けをとらない貢献をしてきたのが、このアラン。ヴァロン・ベーラミのボール奪取能力、ブレリム・ジェマイリの飛び出し技術、ギョクハン・インレルのパスセンスをオールマイティに併せ持った彼こそ、選出にふさわしいだろう。疲れ知らずの運動量も素晴らしいとしか言いようがなく、何度も彼にチームが助けられた。

ナポリでの活躍が認められ、ブラジル代表に選ばれるようになったという事もまた、彼の素晴らしさを証明している。

 

 

 

■CM:ギョクハン・インレル


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ギョクハン・インレル

ピッチ上の指揮官のようだったジョルジーニョと悩んだ挙げ句、このスイス人MFを選択。ジョルジーニョがショートパスの名手ならば、インレルはロングパスの名手でもあった。

そして前述したパスセンスだけではなく、時折放つ凄まじいミドルシュートが大きな武器でもあり、幾度となくゴールに突き刺す様子を見てきた。彼よりミドルシュートが上手い選手など、世界でも数人しか居ないはず。そして中でも、チャンピオンズ・リーグのチェルシー戦であげたゴールは圧巻だった。

 

 

 

■CM:マレク・ハムシク

 

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マレク・ハムシク

11年以上にわたってチームを支え続けたナポリの顔。どの写真を使うか迷ったが、髭面が似合いだし、キャリア初のハットトリックを記録した17‐18シーズンのモノにした。が、彼が残した記録と記憶は文章にするだけでは取るに足らないものである。数々のゴールと数々のアシストに彩られ、ファンからも愛された。ミッドフィルダーながら得点数と出場試合数はクラブ史上最多だ。

恐らく、ナポリに帰還するであろう近い未来がどうなるのか、ワクワクして待っている。

 

 

 

■RWG:ホセ・マリア・カジェホン

 

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ホセ・マリア・カジェホン

スペイン色が強いナポリにあって、もう既に7年以上も在籍している右のウィンガー。上下動を惜しみなく繰り返して守備にも貢献したかと思えば、抜群の飛び出しでゴールを急襲する得点感覚はもはや職人芸。これだけの活躍を怪我無くし続けられているのはもはや良い意味でおかしい。

Optaによると、5大リーグにおけるここ10年間の最多出場者は、名だたる名手を差し置いて彼だそう。それだけ様々な指揮官が重宝してきたということだ。

 

 

 

■FW:エディンソン・カバーニ

 

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エディンソン・カバーニ

当然比較対象はゴンサロ・イグアインだが、心情的に考えればカバーニを選択するのは当たり前のことだ。

絶えず動き回ってゴールを狙い続ける抜群の得点力と自陣まで追い回す守備面での貢献は、マッツァーリのサッカーにマッチした。138試合をこなしたナポリであげた得点数は104を数え、当時としては凄まじい大金を残してパリ・サンジェルマンへと去って行った。

個人的にはサン・パオロで得点を決めた時のサポーター皆が大声で叫ぶ「カバーニ!!!」というコールが印象深い。

 

 

 

■LWG:ドリース・メルテンス

 

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ドリース・メルテンス

「偽9番」の役割を全うしてきたが、本来のポジションである左のウィングで選出。エセキエル・ラベッシロレンツォ・インシーニェも候補だったが、目に見える数字を意識した。

それもそのはず、ナポリでの得点数はハムシクに迫る118ゴール。ドリブルからのシュートだけではなく、プレースキックやオフザボールの動き出しも洗練された彼が、クラブ記録を更新するのも時間の問題だと信じている。

 

 

 

■その他の候補達

 

その他にも選考に悩んだメンバーは数多くいた。GKではデ・サンクティスはかなりのベテランながらもゴールマウスを死守し続けてきた。間違いなく功労者の一人だろうし、それはマッツァーリ式3バックの要でもあったパオロ・カンナヴァーロウーゴ・カンパニャーロも同じだ。前者はキャプテンとしてチームをまとめあげ、後者は近年3バックの両脇に求められるようになったボールの持ち出し能力で評価を高めた。

サイドバックに目を向けると、パッと思い浮かぶのはグラムとの比較対象となったスニガだ。ネイマールへの飛び膝蹴りで一躍有名人となってしまったが、彼もまたマッジョと同じくひたすら上下動を繰り返せる選手だったし、南米出身らしいドリブルの上手さもあった。いつの間にやらアンドレア・ドッセーナからレギュラーを奪ってしまっていたと記憶している。

 

中盤は「スイス三銃士」の一角、ベーラミジェマイリの活躍も特筆すべきだが、やはりジョルジーニョも欠かせない。サッリ政権での躍進は彼なくしては考えられなかった。

 

前線はラベッシ、インシーニェと共にゴラン・パンデフの名前も挙げておこう。ラベッシ去りし後のナポリカバーニの脇を固めたプレイヤーでもあり、その経験はナポリにとって貴重なものだったはずだ。

 

イグアイン?触れる必要はない。

 

 

 

■最後に

 

なかなか面白いと思った自己満企画だったが、いかがだっただろうか?

システムを4-3-3にしたのには訳があり、それはもちろん指揮官の存在だ。言うまでもなく、ここ10年でナポリにとって最高だった指揮官は一人しかいない。今や敵将だが、いつかその首もとに刃を突き付けて欲しいところだ。


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(参考:goal.com)

 

 

 

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長々と付き合っていただいた皆様、本当にありがとうございました。

このブログを読んでくださっている皆様、本当にありがとうございました。

ナポリを応援し続けている皆様、今年は本当にお疲れ様でした。

 

来年こそ、ナポリにとって、皆様にとって、そして僕にとっても素晴らしい1年となりますように。

僕は影から皆様を応援しつつ、ナポリのゲームではより一層力を込めて、応援したいと思います。

 

ありがとうございました!