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Forza Napoli Sempre !

【19-20シーズン】 ナポリ選手紹介

 

2019-20シーズンのセリエAが開幕した。

 

今年こそはスクデットを!と息巻くナポリサポーターではあるが、現実はやはり厳しい。早くも訪れたビッグマッチ、ユヴェントスとの一戦を落とし、それを思い知らされた。

とはいえまだまだシーズンは始まったばかり。38試合のうちのたった2試合が終わったに過ぎない。人生を76歳まで生きると仮定するならば、たかだが4歳になりたての頃合いだ。まだまだ成長できる。

そして、その成長要素として挙げるとすれば、新加入選手と既存選手の連携面、あるいは戦術理解度を上げると言ったところだろう。

 

はっきり言って獲得選手の名前だけを観れば、補強としては久しぶりに大きな成功を収めたと言っても良いメルカートだった。だがチームとして成長をしていかなければ、ただの見掛け倒しの補強成功に終わってしまう。よって、カルロ・アンチェロッティ監督には自身の持つ優れたパーソナリティと采配で、各選手の良さを引き出しつつ、チームを作っていってほしいところだ。

 

という訳で、期待を込めて、今シーズンの我らがナポリの選手たちを紹介していくこととしよう。

 

 

 

GK/#1  アレックス・メレト


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恐らく今シーズンは正GKとしてフル回転が求められる、若きイタリア代表。U-22ユーロでも主力としてプレーした。彼を正GKに据えた昨シーズン、ナポリの守備は安定感を増したが、やはり前守護神のレイナと違ったのは単純なセービング力の高さだ。今シーズンは昨シーズンに引き続き実力者のオスピナがライバルになるが、切磋琢磨で更なる守備力向上に貢献してほしいところ。繋ぎの部分でもさらなる成長を見せてほしい。

 

 

 

DF/#2  ケヴィン・マルクィ

 

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「やらかし系」のよう見た目だが、それもあながち間違いではなく、横パスをカットされてカウンターを浴びる場面も少なくない。だが攻撃面では特に秀でたものを持っており、スピードを生かした単騎突破は大きな魅力だ。更には守備面でもそのスピードを生かして粘り強く対応できるという付加価値も付く。尚、この夏は日本でバカンスを過ごしていた模様。

 

 

 

MF/#5  アラン


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まさしくナポリの心臓で、替えが効かない存在のスタミナお化け。ブラジル代表にも召集されるようになり、選手としては今がピークを迎えている。ワールドクラスのボール奪取能力で中盤を制圧するが、そのプレーからは想像もできない縦へのテクニカルなドリブルも併せ持つ。尚、代表戦に行く度にInstagramに写真を上げるが、ナポリの写真を上げる機会は多くない。マンネリ感を感じてなければ良いのだが。

 

 

 

DF/#6  マリオ・ルイ


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退団が確実視されながらも、結局は残留を決心。ある意味ナポリのキーマンとなる左サイドバックだ。軽さが目立つ当たりに荒いプレーでのイエローカードと、守備面での欠点が高頻度で浮き彫りになる。ある程度試合を支配できる展開では前線に顔を出してボールに絡むことができるが、CLクラスのゲームでは正直怖さしかない。なんとか「ナポリのネタキャラ枠」から脱してほしいと筆者は願うばかりである。

 

 

 

FW/#7  ホセ・マリア・カジェホン 


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一級品のオフ・ザ・ボールでの動きだしで長らくナポリの右サイドを支え続けてきた、元スペイン代表の鉄人。特に左のペナルティエリア45°角から出される「橋渡し」クロスへの飛び込みはチーム最大の得点源ともなり、サッカー界最高の美しさも誇るのではないかと思わせられる。献身的な守備に加え、今シーズンはボランチ起用の可能性も秘める。故に契約延長すべき人材であるはずだが、未だにされておらず今季限りとの噂も。

 

 

 

MF/#8  ファビアン・ルイス


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夏のU-21EUROで大会MVPに輝き、そのポテンシャルの高さを世界に知らしめたスペイン代表MF。正確なパスでの組み立てや、深い切り返しからのミドルシュートと、攻撃面での貢献は、冬に移籍したマレク・ハムシクにもひけをとらない。市場価格も上昇中で、この夏はレアル・マドリー移籍の噂もあがった。不安要素はやや拙い右足の技術と、完全に余談だが将来の髪の毛ぐらいか。

 

 

 

FW/#9  フェルナンド・ジョレンテ
 
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トッテナムをフリーで退団し、前線の高さ不足が泣き所のナポリに2年契約で加入。高さだけではなく、ビッグクラブでの経験という面でも頼りになる即戦力だ。両翼から高精度のクロスが入るであろうボックス内に陣取り、点を決めることに加えて囮になることも求められる。ユヴェントストッテナムでのここ数年の印象が強いが、10年以上もプレーしたアスレティック・ビルバオ時代こそ彼のハイライトだろう。ナポリでもう一花咲かせられるか。



 

FW/#11  イルビング・ロサーノ


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加入後間もないユヴェントスとのビッグマッチでゴールをあげ、期待が高まるばかり。キレのあるドリブルだけではなく、スピードを持って空いたスペースに飛び込むタイミングも絶妙だ。前所属のPSVでは、2シーズンでリーグ戦59試合34得点。初挑戦のセリエAでどのような成績を残すのか注目だ。ちなみに愛称は「チャッキー」。

 

 

 

MF/#12  エリフ・エルマス


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この夏はマンチェスター・シティインテルなどから関心を示されるも、元ナポリゴラン・パンデフの助言もあってナポリに新しく加わった、マケドニアの新星。プレスをいなす高い技術力に加え、中盤の広い範囲で起用できる汎用性も魅力。第1節のフィオレンティーナ戦ではトップ下で途中出場&デビューを果たし、順調なスタートを切った。

 

 

 

DF/#13  セバスティアーノ・ルペルト


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ヴラド・キリケシュ退団にともなってCBの4番手の座は確約されている。あとは下部組織出身であるが故に高まるファンの期待に応えられるか。昨シーズンのパフォーマンスでは及第点はあげられないはずだ。数少ない左利きCBで足元も安定はしているが、アッサリとマークを外される場面も目立つなど課題は多い。ワールドクラスの2枚のセンターバックを手本に成長することを、ファンは皆願っている。

 

 

 

FW/#14  ドリース・メルテンス


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169センチながらセンターフォワードを務めることができ、先発としても、流れを変えるスーパーサブとしても貴重なベテラン。とはいえそのプレーからは良い意味でベテランらしさは感じられず、若手のようなエネルギッシュさとキレで相手を惑わし、ゴールを陥れる。ミドルシュートも強烈だ。昨シーズンはミリクと出番を分かち合いながらもリーグ戦16ゴールと衰え知らず。

 

 

 

DF/#19  ニコラ・マクシモヴィッチ


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サッリからは冷遇され、もはやナポリでの居場所は少ないと思われながらも、昨シーズンは第3のセンターバックとしてチームを支え、リーグ戦では17試合に出場。トリノ時代の輝きを取り戻している。CLでは可変式の右サイドバックにも対応し、戦術に幅をもたらす役割も。マノラスが加わり出番の減少が予想されるとはいえ、ローテーション要員としては欠かせないだろう。

 

 

 

MF/#20  ピオトル・ジエリンスキ


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昨シーズンは中盤の左サイド起用が多かったが、インシーニェがそこに居座るであろう今シーズンは中盤センターでレギュラー争いに挑む。スムーズなボールタッチから繰り出すミドルシュートにはパンチ力があり、回りを使うのも使われるのも上手い。サッリは「新たなデ・ブライネ」とも。尚そのサッリがユーヴェ指揮官に就任した際は、「ユーヴェに来いと言われても行かないし、サッリのユーヴェを倒したい」と好感度の高い発言。

 

 

 

DF/#22  ジョバンニ・ディ・ロレンツォ


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スピードを生かしたオーバーラップのタイミングは的確で、183センチと上背があってハイボールもしっかり競り合うこともできる。サイドバックながら昨シーズンのエンポリでは5ゴールをあげ、ナポリでも早くも初ゴールを記録。実はセリエAでの経験は昨シーズンのみで、それまではセリエBやCが主戦場。トップレベルでの経験の乏しさが不安要素か。

 

 

 

DF/#23  エルセイド・ヒサイ


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守備でクオリティを発揮できるサイドバックで、両サイドをこなせる強みもある。だが、既に彼を除いて左右ともに2枚ずつサイドバックが揃っており、なにより一向に成長の兆しが見えない攻撃面で、相対的に信頼を失っている。この夏はトッテナムバレンシア、ローマといった有力クラブから声がかかるも移籍は実現せず。彼のナポリでの未来は不透明なままだ。

 

 

 

FW/#24  ロレンツォ・インシーニェ


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開幕戦で2ゴールを上げ、最高の滑り出し。チームの核でキャプテンを務める彼の出来が、ナポリの行く末を決めることになる。そのためにも昨シーズン目立った「ムラっ気」を少なくすることがポイントだろう。今シーズンの主戦場はどうやら左サイドで、サッリ時代に無類の連携を誇ったカットインをしてから逆サイドのカジェホンへの美しいパスが甦りそうだ。

 

 

 

GK/#25  ダビド・オスピナ


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今シーズンはメレトのバックアップが濃厚だが、それでも実力は遜色なく、経験では一日の長がある。欧州でプレーするGKとしては小柄な身長は逆に彼の良さを引き出し、飛び出しの素早さも特徴だ。昨シーズンは脳震盪で倒れた時期もあり、一時はレンタル終了の可能性もあったが、クラブの希望もあって残留。控えでも文句を言わないパーソナリティには感服する。

 

 

 

DF/#26  カリドゥ・クリバリ


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おそらく誰が選んでも世界で5本の指には入るであろう守備の核。無敵のフィジカルを誇りながら、爆発的なスピードを併せ持ち、対面する相手に仕事をさせない。組み立ても高質だ。昨シーズンはインテル戦で受けた差別チャントが大きな議論を呼んだが、それでもイタリアでのプレーをやめるそぶりは見せず。ナポリへの愛ゆえの決断か。

 

 

 

GK/#27  オレスティス・カルネジス


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おそらくは中堅クラブでもファーストチョイスとなってもおかしくはない実力を持っているが、ナポリでの役割は第3GK。ギリシャ代表でも長く活躍し、ウディネーゼ時代には正GKを務めるなど経験は豊富。安定したセービングは他の2選手にも劣らないだろう。実はチームの最年長プレイヤーでもある。

 

 

 

DF/#31 ファウジ・グラム


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サッリ時代の彼を知る者なら、本来なら彼こそ左サイドバックのレギュラーを務めるべき人材であることに疑いを持たないだろう。マリオ・ルイには欠けるフィジカルの強さがあり、左足からのクロスも良質だ。侮っていけないのは素早いリスタートからのロングスロー。手詰まりなビルドアップから解放させる重用な役割を持つ。

 

 

 

FW/#34 アミン・ユネス


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ドイツ代表経験も持つウィンガーで、小柄で攻撃的な選手はナポリの環境にハマるのか、怪我からの復帰した年明け以降は素晴らしいクオリティを発揮。リーグ戦12試合で3ゴールを記録した。怪我もなく既に「使える」目処が立つ2年目の今季は、出番増加も予想される。5月頃のインタビューでは、「メルテンスが親友さ」と答えていた。お互いエールディヴィジ出身という事で仲が良さそうだ。

 

 

 

DF/#44  コスタス・マノラス


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本人曰く、「ユヴェントスの支配を終わらせるため」ローマから加入した、セリエAを代表するセンターバック。移籍金€3600万はナポリ史上3番目の高さだが、互いにスピードと高さを兼ね備えたクリバリとのコンビが実現するのであれば安いもの。試合前のイレブンでの集合写真撮影では、何故かいつも後列のいちばん左端を陣取る。

 

 

 

DF/#62  ロレンツォ・トネッリ


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昨シーズンはレンタル先のサンプドリアでリーグ戦の出場は19試合。オフにナポリへ帰還して再度移籍先を探すも、移籍期限内に買い手はつかず。チャンピオンズ・リーグの登録枠からも外れた。空中戦の鬼でヘディングの強さはあるが、足元のレベルがこのクラブの特徴には合っていない。恐らく冬にはセンターバック不足に喘ぐチームへと移籍する運びとなるだろう。

 

 

 

MF/#70  ジャンルカ・ガエターノ


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U-20イタリア代表に名を連ねる攻撃的MF。プレシーズンでは中盤センターで試され、そのポジションでは序列的に5番手ではあるが、アンチェロッティの元で戦術眼を究めたいところ。よく、「インシーニェの次は彼だ」という声を耳にするが、プレースタイルはやや異なる。プリマヴェーラ出身の星として、成長してほしいところだ。

 

 

 

FW/#99  アルカディウシュ・ミリク


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昨シーズンはカンピオナートで17ゴールをあげ、ストライカーとして一皮剥けた感じもある。コントロールショットとパンチのある無回転の使い分けができる左足には一見の価値があり、それだけではなくヘディングも上手い。大一番での決定力が備われば、ワールドクラスの仲間入りは近いか。今シーズンはミランのピョンテクとの同郷ゴール数争いも見物。

 

 

 

監督  カルロ・アンチェロッティ

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ミラン時代に2度、レアル・マドリー時代には1度CLを制覇した名将。ナポリでは2年目を迎えた。昨シーズン、リーグ戦ではユヴェントス相手に大差をつけられ、CLではリヴァプール相手に僅差で敗退に追い込まれた雪辱を果たしたい今シーズン、チームは補強に成功した。その戦力を生かすも殺すも彼次第。2013-14シーズンにコッパ・イタリアを獲って以来のタイトル獲得をサポーターは熱望し、期待も高まるばかりだが、それに応えられるか。期待も大きい反面、目標に達することができなかった時の失望も大きいことは彼も理解しているはずだ。 

 

 

 

 

 

目標をあげるとすれば、リーグ戦はスクデット、CLはベスト8。2010年代前半のころは「夢」でしかなかっただろうが、今では「目標」。もう少しで手が届きそうな2つのコンペティションでの結果に向け、ナポリサポーター一丸となって応援しましょう!

 

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Forza Napoli Sempre !

セリエAは何故それほどにまで魅力的なのか?


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セリエA早く開幕してほしい。」

これは僕が何度もTwitter上で呟いたコメントだ。

 

 

もう本当にじれったくて仕方がない。僕には分からないが、「焦らしプレイ」とはこういうことを言うのだろうか。

 

一方でプレミアは開幕して2週間がたった。Twitter上で「流石はデ・ブライネ」「VARがぁぁぁぁ!!」等々、ワーキャーしているのを見ると、とてつもなく羨ましい。

ラ・リーガバルセロナ戦でアスレティック・ビルバオのアドゥリスが超絶ボレーを決めて、今季で引退する彼が眩い輝きを放っていることで「地元で引退する大ベテラン」のカッコよさがフィーチャーされている記事を僕も見た。なんだかほっこり、感動的で、こういう選手っていいよなぁと思わせられた。

 

 

で、そんな中での「まだ開幕すらしていない」セリエAだ。

この記事のテーマ「セリエAは何故それほどにまでに魅力的なのか?」という文章をみた他リーグ視聴者の方々は、

「は?何言ってんの?(笑)」

と思うに違いない。

 

それもそうだろう。セリエAユヴェントス絶対王政。もう片手では数えきれないほどの連続優勝を果たし、傍から見ればいわゆる「一強リーグ」と呼ばれて久しいのが現状だ。優勝争いに面白みがないリーグなんてどこに魅力があるのだろうか?そう思うことはきっと間違いではない。

 

それにプレミアリーグラ・リーガはサッカーが華やかだというイメージがある。派手でスペクタクルで観客も魅了される。一方でセリエAはかつての「カテナチオ」、守備的なイメージが根強いのか、それとも外から見れば名も知れないような選手が多いからなのか、日本でも人気に陰りがみられて久しい。

 

「地味で退屈なリーグ」

 

何を隠そう、これはおそらく他リーグファンが思っていることだけではなく、筆者でもある僕自身も薄々思っていることなのだ。

 

「あ、どうせ今年も優勝するのはユヴェントスね。はいはい。セリエは一強リーグだからね(笑)」

もう何億回この言葉を耳にし、目にしてきたのだろうか。分からないけれど、今更それを大々的に否定する気はない。

しかし、それだからと言ってセリエAが魅力的ではないという理由にはならないというのが僕の見解である。

 

「じゃあどこに魅力があるんですか?(笑)」

 

そう小バカにして言いたくなるのもわかる。

いいだろう、思いつくままに答えていこうではないか。何を隠そう、地味で退屈だと薄々気付いている筆者ではあるが、一方で他リーグにはないセリエAの魅力が数多くあるとも確信しているのだ。

尚、筆者はナポリファンである。今回はその目線が少し入ってしまうことをご了承頂きたい。

 

 

 

■ 魅力①:欧州カップ戦争い

 

最初は至極普通なことかもしれないが、欧州カップ戦、チャンピオンズ・リーグ(CL)とヨーロッパ・リーグ(EL)の出場権争いが面白い。優勝は例のチームで内定しているかもしれない。だが、それ以下の争いは熾烈を極める。

昨シーズンはアタランタの躍進もあってか、特にそうだった。毎年のように最終節まで欧州カップ戦の出場権を取り合う展開が続き、正直言って残り数試合になってもどうなるのか全く読めない。

加えてセリエAの順位決定方法は、勝ち点の次に当該チームの対戦成績で決まるため、順位表の並びを安直に信用してはいけないのである。先ほども触れたが、昨シーズンはそれが特に顕著で、アタランタインテルが勝ち点で並ぶと、『3位アタランタ、4位インテル』となるはずだったのに、そこにミランとローマも加われば、全て勝ち点66で並んで『3位インテル、4位ミラン、5位アタランタ、6位ローマ』と書いている筆者も訳分からない状況になりそうだった(詳しいことは調べてみてください)。

トリノラツィオといった実力のあるチームも侮れず、この欧州カップ戦争いに絡んでくるため、シーズンによっては2位の座が定位置になりつつあるナポリも含めて2位以下は群雄割拠といった感じになるのである。

 

すっかり3強のCLは確定してそうなラ・リーガや、ビッグ6のうちEL行きはどこなんだ争いでしかなさそうなプレミアよりも、よくよく考えればこっちの方がキツくないか?的な状況なのである(勿論どのリーグもそれぞれのチームにとって大変なのは理解しています)。実際欧州の舞台ではユヴェントスに次いで結果を残していそうなローマも、昨シーズンはELにすら行けないのでは?という時期すらあった。

 

 

 

■魅力②:毎年同じことをやらかすミラノ勢

 

かつては欧州屈指の強豪として名を馳せていたACミランインテルナツィオナーレ・ミラノという「北の3強」のうちの2クラブ。それが今となってはどうだろうか?優勝争いに割り込むことは多くなく、シーズン中はELやCL圏内を行ったり来たりという感じだ(ただしインテルは今季2シーズン連続でCLに出場)。

ナポリを含めてELやCLを争うチーム達にとっては、ありがたいの極みである。それなりの資金力(下のグラフは18-19シーズンの各クラブの年俸総額)を有しながら、なぜか勝手に順位を下げてきてくれるのだ。その分CL(もしくはEL)行きの枠が空くというものである。

 

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ガゼッタより引用)

インテルは毎年なぜか年末ごろになると調子を崩すという、いわば冬の風物詩が存在したし、ミランOB監督ガチャとも言われかねないような人事の連続で、一向に継続性が見られない(セードルフインザーギ、ブロッキ、ガットゥーゾなど/尚今季はOB監督ではなく、元サンプドリアのジャンパオロ)。

それはそれで別のクラブのファンにとっては、「あ、また今年もなのね(笑)」と格好のネタになるのである。それが面白い。

 

詳細はファンではないので何とも言えないが、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)との兼ね合いで選手の獲得に四苦八苦…なんていう状況もあった。またミランに至っては、昨シーズン後(つまり今シーズン前)FFP守れなかったので自らEL出場権は放棄します!許してください!と受け取られかねない技も見せ、他クラブのサポーターから散々ヤジられていた。もしこれがCLだったら、頑なにCL出場を放棄することはなかっただろうと思われるのに、である。

だが、そういう事をしても結局今年も4位~7位辺りを行ったり来たりになれば、それはそれでネタになってしまう。そう(他クラブファンだけではなく自らのファンからも)煽られるのに我慢して、数年単位に及ぶ継続性を保っていけるのかを注意深く見ていくのも、また面白いのである。

 

 

 

■魅力③:ユヴェントスに勝った時の爽快感

 

おそらくだが、ユヴェントス以外のセリエファンは、ユヴェントスのことを好きだとは思っていない。毎年憎たらしい補強をして、開幕はスロースターターでも憎たらしいまでに徐々に勝ち点を重ねていき、首位を確保すると憎たらしいほどその座を明け渡さない。 

だがそんなユヴェントスに勝った時は爽快だ。一昨シーズン、サッリ政権の末期にナポリユヴェントスにアウェーで勝利したのであるが、それはもう最高だった。今でもあのクリバリがヘッドでユーヴェゴールを打ち破ったシーンでご飯3杯はいけるかもしれない。次の試合でフィオレンティーナ相手にクリバリが退場して大敗を喫し、優勝の芽が完全についえたにも関わらず、である。

 

ちなみに、なにも自らの贔屓チームが勝った時だけ気分が高揚するのではない。ユーヴェ以外の19クラブの内のどこかがユーヴェに土を付けた時、やったぜ!となるのである。ある種、その時だけは19クラブのファンは一致団結しているのかもしれない。

 

 

 

■魅力④:奇想天外な会長たち

 

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この写真はナポリの会長、デ・ラウレンティス。いかにもマフィアの一味っぽい、ヤバそうな見た目をしていて、言動も奇抜で派手だ。ギョクハン・インレル(現イスタンブール・バシャクシェヒル)の入団会見で、なぜかライオンのマスクを被せて、この新加入選手はいったい誰なんだ?と謎の状況を生んだこともある。

と、そんな一面とは裏腹に、意外と補強戦略は繊細なところもポイントだ。3部に落ちたナポリを今や上位常連にまで引き上げた功労者でもある。人は見た目にはよらないとはまさにこのことだ。

 

 ラツィオティーは他クラブとの交渉に関しては常に大金を吹っ掛けているイメージがあるし、元パレルモザンパリーニは今シーズン何回監督入れ替えてるのか分からないほどの解任劇をしばしば見せてきた。例として2016年の監督交代劇を載せておこう(Wikipediaより引用)。

 とてもじゃないがこれで一部リーグに残れたのか?と思わせるような解任劇である(ちなみにパレルモの現会長はザンパリーニではなく、クラブも財政不正問題で19-20シーズンはセリエCが舞台)。

他にもサンプドリアフェレーロ会長。ロマニスタであることでも有名な人物であり、こちらも見た目がヤバそうだ。ちなみにフェレーロの写真を探していた時、「パレルモの会長(先ほど紹介したザンパリーニ)に死ねと脅された」と物騒な記事を見かけたのであるが、とにかく一部の会長たちはヤバいのである。

 

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■魅力⑤:DAZNの実況と解説

 

セリエAの放送はスカパーとDAZNの2社がそれぞれ行っており、ナポリの試合は今節はDAZNなのに次節はスカパー、なんていう煩わしい状況に陥ることがあるのが欠点ではある。セリエAのサッカーが見られる機会が減少する可能性をはらんでいるという点で、到底納得できる状況ではない。故に何とかしてほしいと、セリエAファンは常に思っているはずだ。

 

で、DAZNの実況と解説の話である。プレミアやラ・リーガは、サッカー実況界隈では比較的有名な人たちがそれを行っている。方やセリエAは、実況&解説付きの試合となると、「北川義隆氏&細江克弥氏」というペアがド定番だ。決して有名でない訳ではないが、僕は彼らが他リーグの実況&解説をしている様子を見たことがない。つまりはセリエAは彼らの聖域なのである。

 

試合開始前に号泣したり、監督がベンチで喋るイタリア語を急に翻訳実況したり、選手の豆知識(例えば、ナポリのファビアン・ルイスは日本の雑種犬を買っているという、全ての日本人が知らなさそうな事をブッコんで来た)を小粋に挟んでくるのは北川実況員。生粋のロマニスタである。

だがそんな北川実況員がローマ戦を実況し、どうも状況がローマにとって芳しくないと、急に「超投げやり実況」が始まる(詳しくは調べてみてください)。そんなときに何とか話を膨らませ、北川実況員をなだめるのが細江解説員というイメージがやや強い。

 

また、お二人ともセリエAのオールドファンであるため、新参者にとっても何かとためになるお話を提供して下さる。

 

そればかりでないのは確かだが、断言できるのは、セリエAの実況&解説は他とは違うぞ!ということだ。テンション的にも個人的には丁度いい(ラツィオファンにとってはきっと「?」が付くことでしょうが)。

 

 

 

■魅力⑥:ボロボロのスタジアム

 

地方クラブだと特にそれが顕著。こんなところにあの世界のクリスティアーノ・ロナウドを迎えていいのかと疑いたくなるようなボロさのスタジアムが存在するそう。安全性に問題があります、といった話はよくあるものだ。行ったことがないので分からないがトイレとかもヤバいそう。

だがそれもそれでたまらない。ボロさに萌える。歴史を感じるスタジアムで応援するサポーターのカッコよさ、というのはきっとプレミアやブンデスリーガでは味わえないのではないだろうか。

ちなみに下の写真はアルテミオ・フランキ。フィオレンティーナのホームスタジアムだ。屋根がない!という時点で古そうだが、そこに集まって応援するサポーター達、かっこいい!となってしまう僕は変態なのだろうか?

 

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ボロいからこそいい雰囲気を醸し出す、というのは歴史的建造物もそう。

なによりナポリが初出場のCLで、ホームのサン・パオロでカバーニが点を決めた時、サポーターたちがボロいスタジアムで作り上げたアツい雰囲気に惚れた僕。やはり繰り返すが、「ボロさに萌える」なのである。

 

 

 

■最後に

 

そんなこんなで、いちナポリサポーターが魅力を語ったところでセリエAは所詮セリエA。恐らく良さを分かってもらえないのだろう。だが、それすらをネタにできてしまう武骨で耐えるのが苦痛ではない人間たちがセリエAファンなのだ。それを誇りに思っている面もあるのが事実、といったところだろう。

なにせVARをいち早く導入しながらも、その理不尽さやVARを使ってまでの謎判定をネタにしてまで楽しんでしまう一族でもあるのだ(冒頭に貼った公式ロゴのダサさは何とかして欲しいが)。

 

そして、そんなネタに付き合いながらも、バンディエラの退団に涙を流し、国内の南北問題や人種差別に起因する様々なヤジにアレコレ言いながら、退屈な優勝争いでもユーヴェ王朝がいつの日か崩れることを夢見て、そして愛するチームがスクデットを獲得することを望んで、僕らはセリエAを見続けるのである。

 

こんな贅沢は実はきっとないのではないか。

「セリエは落ちぶれたリーグ」。そう言われたって関係ない。楽しみがいがある最高のリーグだと僕は思っている。

 

 

 

■追記

 

この意見はあくまで新参者である、いちナポリサポーターの意見だ。

古参者の方々はこれとは異なる理由でセリエAを愛しているかもしれない。

その事だけは分かって欲しいところだ。

 

 

で、ホントの最後に書きたいことは、今シーズンのセリエA順位予想である。

 

1. ナポリ

2. ユヴェントス

3. インテル

4. ローマ

5. ラツィオ

6. ミラン

7. トリノ

8. アタランタ

9. カリアリ

10. サンプドリア

11. ボローニャ

12. フィオレンティーナ

13. サッスオーロ

14. パルマ

15. ジェノア

16. ブレシア

17. ウディネーゼ

18. SPAL

19. ヴェローナ

20. レッチェ

 

ユーヴェ王朝が崩壊するなら今年だ。そう期待して、ナポリが優勝することを望んで、このような予想とした。ナポリで一時代を築いたサッリがユーヴェ指揮官に就任し、倒すには絶好の舞台が整っている。今年は!と期待せずにはいられない。

 

中位に目を向けると、個人的には好補強をしたと目されるカリアリボローニャがどこまで躍進するかが気になるところだが、それ以外にも見所は多い。

上で紹介したCL・EL争いもそうだ。CLと掛け持ちになるアタランタがどこまで踏ん張れるかが、その枠を左右することになるはずだ。ローマがどこまで盛り返し、ミランが結果を残すのにどれだけ我慢できるか、この点も注目だ。不気味なのはトリノで、特に守備陣は好タレントが揃っていると感じる。台風の目になってもおかしくはない。

 

 

毎年言っている気がするし、確かDAZNの細江解説員も言っていた気がするが、

 

「今シーズンは絶対に面白くなる!」

 

その言葉でこの記事を締めさせていただこう。

 

 

 

 

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

何か意見等ありましたら遠慮なくお願い致します。

 

 

 

残り1ヶ月を切ったメルカート ナポリの補強ポイントは?

 

セリエAの開幕が待ちきれない今日この頃。19-20シーズンはどのような展開になり、どんなドラマが僕らを待ち受けているのか、今からワクワクが止まらない。

 

だが、そのワクワクさせてくれるシーズンにするためには、確固たる戦力が欠かせないだろう。そのための夏のメルカート。現在獲得した選手たちはコスタス・マノラス(←ローマ)、エルフ・エルマス(←フェネルバフチェ)、ジョバンニ・ディ・ロレンツォ(←エンポリ)の3選手(レンタルバックを除く)。これではまだ足りないだろう。今回はどこが足りないのか簡単にまとめていくこととする。

 

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■放出候補は?

 

選手の獲得があるということは、一方では放出もあるということだ。まずはここから整理しなければならない。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長はしばしば「選手の獲得のためには誰かを放出する必要がある」といった類のことをしばしば口にするが、まったくもってその通りである。

ということでリストアップしてみよう。

 

DF:エルセイド・ヒサイ(→ローマ/ユヴェントストッテナム?)
DF:ロレンツォ・トネッリ(→フィオレンティーナサッスオーロ?)
FW:シモーネ・ヴェルディ(→トリノ?)
FW:アダム・ウナス(→リール/ニース?)


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やはり前線は一線級の獲得に動いているからか、昨シーズン満足な結果を残せられなかったFWの2人は放出候補に挙がってくる。特にまだ多くのカネを残してくれそうなヴェルディの放出の動向次第では、今後獲得に動く選手も変わってくるだろう。

 

 

 

■補強ポイントは?

 

順番に見ていこう。

 

GKはアレックス・メレトダビド・オスピナオレスティス・カルネジスの3枚体制で盤石。

 

CBもマノラスカリドゥ・クリバリの新コンビに加えて二コラ・マクシモヴィッチヴラド・キリケシュバスティアーノ・ルペルトが控える体制で問題はない。ただ、やらかし癖のあるマクシモヴィッチとキリケシュは控えとしては不安に覚えてしまう。特に後者は方の脱臼やら筋肉系の問題やらで今シーズンも果たして1年間戦力でいられ続けられるのか正直未定です、といった感じだろうか。そのためにもルペルトの成長は欠かせないのだが。

 

サイドバックディ・ロレンツォを獲得し、このまま補強なしで終了だろう。ヒサイを出したとしても右はマクシモヴィッチが、左はルペルトがSBに対応でき、本職SB2枚+αという体制が両サイド共に整う。

 

問題となってくるのが中盤セントラルか。現状レギュラーだと言えるのがアランは確定、それに続くのがファビアン・ルイス。左サイドと兼任となりそうなピオトル・ジエリンスキも控えるが、はっきり言ってカンピオナートとチャンピオンズ・リーグ、コッパ・イタリアという3つのコンペティションを戦うのには薄すぎる。エルマスもここに入ってくるのであろうが、定位置が2枚のCBには実質5人が顔をそろえていることを考えれば更なる獲得が急務だ。余談だが、プリマ上がりのジャンルカ・ガエターノは個人的にはまだ頭数に加えていない。決して忘れているというわけじゃない。

 

中盤の両サイドは、誰がどこのポジションで使われるのかによって補強の必要性が変わってくる。いちばん興味深く見守る必要があるのは、やはりロレンツォ・インシーニェ。彼がこれまで通りセカンドトップとして使われるのか、それとも本職ともいえる左サイドになるのか、もし後者であれば、セカンドトップ(トップ下)を本職とする選手の補強が必要になってくる。サイドが本職のアミン・ユネスセカンドトップ(トップ下)をこなせそうだが、左サイド&セカンドトップ(トップ下)で、インシーニェ、ユネス、ドリース・メルテンスの3人ではなかなかローテーションを回しにくいのが実情だ。ジエリンスキをそこに加えても、本職が1人欲しいところ。

右サイド?そこはもう、鉄人のホセ・カジェホンに頑張ってもらおうではないか。控えは必要だが。

インシーニェが左で使われるなら、セカンドトップ(トップ下)兼右サイドもこなせます!みたいな選手が、セカンドトップで使われるなら、左右両翼で働けます!みたいな選手が望まれるところだ。ちなみに筆者はヴェルディもウナスも放出前提で考えている。

 

セカンドトップ(トップ下)は上記でも触れた通り。ドリース・メルテンスロレンツォ・インシーニェか。インシーニェが左なら、新加入選手もポジション争いに加わってくるであろう。

 

最後にセンターフォワード。現状では、アルカディウシュ・ミリクのみ。もうミリク頼みます!!といった感じだ。メルテンスもこなせるが、やはり信頼でき、かつ「高さのある」バックアッパーは必要。レオナルド・パヴォレッティの二の舞にならないかだけは心配であるが、過密日程をこなすにはもう一枚いるに超したことはない。

 

 

ということで、獲得すべきポジションは以下のようになる。

セントラルミッドフィルダー

右ウィング

セカンドトップ(トップ下)

センターフォワード

 

■獲得候補に挙がるのは?

 

では、最後に様々なメディアで報じられている獲得の噂を整理しよう。


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MF:モルガン・サンソン(マルセイユ

 まだ身分照会を求めた段階程度らしく、獲得の可能性は高くはなさそう。

 

MF:ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリ―)

 皆さん知っての通り、このオフ長らく追い続けているが、未だに実現せず。プレミアの市場が閉まってしまう以上、アトレティコセリエA勢にしか可能性は残されていないだろう。移籍金は€42mと無理をすれば投じられない額だろうが、見た目とは裏腹にやたら慎重路線の会長は、未だにオプション付きでのレンタル移籍を要望中。

 

MF:ティエムイエ・バカヨコ

 なぜか名前が上がってきているが、恐らくは飛ばしだろう。

 

FW:イルビング・ロサーノ(PSV)

 最も獲得が近そうだと言えば間違いではない。ただし、もう既に個人合意だけならきっと数十回はしているのにも関わらず未だに獲得できていないという事実が物語っていることもある。「近い」といっても、家から5キロの距離があるスーパーは果たして近いと言えるのか?という話である。ただしそのスーパーに売っているのは高級品であることも間違いではない。

ちなみに最新情報では、また個人合意にも達したとのこと。何度目の合意か。

 

FW:ティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ)

 一瞬名前が出たが、これも飛ばしの可能性は高い。

 

FW:ロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)

 実力はあるのは間違いないが、プレミア経由でやって来る以上、ナポリの年俸バランスや移籍金の高さを考えると、ほぼない話。(正直者に見える)会長自らオファーはしていないと明言した。インテル移籍が迫っている模様。

 

FW:マウロ・イカルディ(インテル)

 噂に上がるセンターフォワードの中では最も可能性が高そうだが、高いといっても確率的には20%位ではないだろうか。何より付きまとう嫁の影、トラブルメイカーのイメージと、暖かい輪が広がるナポリには受け入れがたい選手だ。

 

FW:エヴェルトン(グレミオ)

 コパ・アメリカにも出場した23歳のウィンガー。まだ噂程度で、かつ同年代のロサーノ獲得に近づいている現状から考えると、そこまで無理する必要はないか。欧州での実績もなく、ギャンブル要素も強めだ。ターゲットを取り逃した時の次善の策と言っても良い。

 

FW:フェルナンド・ジョレンテ

 過去に一瞬名前が挙がったことはあったが、ここに来てまた噂に。具体的な話はまだだが、信頼できるバックアッパーとしては十分と思われる。

 

 

ポジションの優先度としては、セカンドトップ(トップ下)→セントラルMFセンターフォワード→右ウィングといったところか。

 

とにもかくにもあと半月ほどで開幕。2節には王者にして毎回スクデットを阻んでくるユヴェントスとの一戦が早くもやって来る。

てきるだけ早めに陣容を整え、大一番に挑みたいところだ。

 

個人的には残りの期間で中盤センターのバックアッパーを1人、攻撃的なプレイヤーを1人、センターフォワードの控えを1人取れたら、この夏のメルカート100点!!といった感じだが、果たしてどうなることやら。

 

今年の夏はこれまでになくビッグネームの名前が上がるが、これも夏の風物詩のひとつ。同じく夏の風物詩、花火はお盆で終わってしまうところも多いが、メルカートはまだまだ続く。一瞬の儚い美よりも噂に一喜一憂する焦れったい日々もなかなか面白いものだ。

夏のメルカート、もっともっと楽しもうではないか。


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【18-19シーズン】ナポリ 今季の通信簿

 


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早いもので今シーズンも終わりの時を迎えた。

 

シーズン前にはマウリツィオ・サッリ前監督が解任され、カルロ・アンチェロッティが新監督に就任。経験豊富とはいえ、サッリのメカニズムが染み付いたこのチームをどう変えていくのか、期待よりも不安が大きかったナポリサポーターを僕は覚えている。そしてもちろん僕もその例外ではなかった。

だが振り返ってみると、今シーズンのナポリには及第点をあげてもいいだろう(誰目線)。

 

詳しいシーズンの総括はまた後程行うとして、今回は今シーズンの各選手の働きぶり・シーズン当初の期待度を含めた上で、採点を行ってみよう。

 

*出場試合数の()は先発出場の回数

 

 

 

GK/#1/アレックス・メレト  6.5


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CL:0(0)試合0得点

EL:6(6)試合0得点

セリエA:14(13)試合0得点

コッパ・イタリア:1(1)試合0得点

 

プレシーズン中での怪我に始まった今シーズン。チャンピオンズ・リーグ(CL)での出場機会はゼロだったものの、シーズン半ばからは復帰し、出番を掴むことになる。鋭い反射神経と安定したセービングを披露し、幾度もクリーンシートを完成させたのは偶然ではない。ジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン)にも劣らぬポテンシャルを発揮してみせた。足元の技術は前守護神のペペ・レイナには劣り、改善の余地はある。しかし単純なセービング力では大きく上回り、チームの守備力向上に貢献した。

 

 

 

DF/#2/ケヴィン・マルクィ  6.5


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CL:0(0)試合0得点

EL:2(1)試合0得点

セリエA:20(16)試合0得点

コッパ・イタリア:1(1)試合0得点

 

夏に目当ての右サイドバック獲得に目処がたたず、実質的にその「代役」としてフランスのリールから引っ張ってきたが、当初はその実力に懐疑的な目も向けられ、序列では完全にヒサイのバックアッパーだと見られていた。しかしそれを覆す働きぶりを披露し、特にスピードを生かした単騎突破はチームの武器のひとつとなった。今シーズン良い意味で最も期待を裏切ってくれたプレイヤーとして挙げても良く、サイドバックでは唯一合格点を与えた。課題は守備面と繋ぎの面での不安定さだが、セリエAの水に馴れた来シーズン以降は更なる活躍ぶりを見せてくれると期待したい。

 

 

 

MF/#5/アラン  7.0


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CL:6(6)試合0得点

EL:6(5)試合0得点

セリエA:28(23)試合1得点

コッパ・イタリア:2(1)試合0得点

 

今シーズンも彼に助けられた。ファンの中では昨シーズンから彼をチームMVPに押す声も多かったが、念願のセレソン召集にPSGからの関心も伝えられるなど、(移籍問題も考えると幸か不幸か、)ようやく陽の目を浴びた格好だ。試合終盤でも切れないスタミナに、ネイマールをはじめとしたスーパースターにも一歩も引かない粘り強いマーキング、そしてボール奪取能力は完全にワールドクラスだ。更には攻撃面でも日進月歩のこのダイナモを、果たしてチームに留めておけるのだろうか。

 

 

 

DF/#6/マリオ・ルイ  5.0


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CL:6(6)試合0得点

EL:4(3)試合0得点

セリエA:17(14)試合1得点

コッパ・イタリア:1(1)試合0得点

 

シーズン前半戦はスタメンの機会も多かったが、やはり軽さの目立つ守備面には目をつむることはでない。大きなマイナスポイントで、厳しい点数をつけた。シーズン前半戦のユヴェントス戦での退場劇や、CLでアンヘル・ディ・マリア(PSG)やモハメド・サラー(リヴァプール)にあっさりとかわされて一撃を浴びた場面は批判の対象となった。レベルの高いゲームになると、途端に穴となってしまうのは致命的だ。本人は環境を変えてプレーしたがっているようで、この夏の退団は濃厚となっている。これまでの貢献に感謝はしているが、正直あの守備を見なくて済む喜びもあるのが事実だ。

 

 

 

FW/#7/ホセ・マリア・カジェホン  6.5


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CL:6(6)試合0得点

EL:5(5)試合1得点

セリエA:34(29)試合3得点

コッパ・イタリア:2(1)試合0得点

 

チームでは同年代のプレイヤーがやや影を薄めていった中、彼だけはそのタフネスぶりを発揮し、やはりチームに欠かせない存在として君臨した。得点数に物足りなさを感じるのは確かだが、フォア・ザ・チームの精神を最も体現しているが故のことであり、特にプレスバックで右サイドバックを助ける場面にはいつも感心させられる。2020年夏に満了を迎える契約の延長がなされていないが、衰えの見られないこの「鉄人」に対し、クラブは誠意を見せても良いのではないだろうか。

 

 

 

MF/#8/ファビアン・ルイス  6.5


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CL:6(6)試合0得点

EL:5(5)試合1得点

セリエA:27(20)試合5得点

コッパ・イタリア:2(2)試合1得点

 

シーズン開幕直後はなかなか出番を確保できず、ナポリのパスサッカーに馴染むのも苦労した。だが、特に年明けからは移籍金€30mをという金額に見合う以上の働きを見せる。懐の大きさを活かしたダブルタッチや強烈なミドルシュートなどチームに欠かせぬ存在に。スペイン代表からもお呼びがかかり、前途明るい彼には今後数年はナポリの中盤を引っ張ってもらわらなければならないだろう。ただ、あえて厳しい注文をつけるなら、逆足の右でも利き足と遜色なくボールを扱えるようになって欲しいというところと、これは完全に別件だが雨の日のヘアスタイルか。

 

 

 

FW/#9/シモーネ・ヴェルディ 5.0


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CL:1(0)試合0得点

EL:1(1)試合1得点

セリエA:22(9)試合3得点

コッパ・イタリア:0(0)試合0得点

 

当初はカジェホンとレギュラーを争うことが期待されての獲得であったが、はっきり言ってしまえばそれを裏切ったと言っても過言ではない。小さな怪我も散見され、フルコンディションを維持できなかったと言えばそれまでだが、出場した試合でインパクトを残すことができたのは、第29節のローマ戦ぐらいだ。事実、ナポリでフル出場を果たしたのはELラウンド32のチューリヒ戦のみで、得点数もPK込みで4ゴール(リーグ戦のみなら3ゴール)と物足りないの一言。両サイドをこなせるのは強みだが、ウィングの補強の噂が絶えないだけにオフシーズンに何があっても不思議ではない。だが取り敢えずはバカンス先の日本でリラックスを。

 

 

 

FW/#11/アダム・ウナス  6.0


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CL:2(0)試合0得点

EL:4(1)試合1得点

セリエA:18(6)試合3得点

コッパ・イタリア:2(1)試合0得点

 

ターンオーバーを多用しないサッリ前監督の扱いとは異なり、今シーズンはそれを遥かに上回る出番を確保。ボールスキルはチーム屈指であることに疑いの余地はないが、それ以外の部分ではより改善の余地があるだろう。玉離れの悪さや守備面での貢献などでは、同ポジションのカジェホンに劣るのは間違いない。ただし、今シーズンはカンピオナートで3ゴールを記録した通り、成長の跡も見てとれる。ここを首脳陣がどう判断するかによって、オフシーズンの動向が決まってくるはずだ。噂によればアンチェロッティは彼に満足はしていないようだが…。

 

 

 

DF/#13/セバスティアーノ・ルペルト  5.5


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CL:0(0)試合0得点

EL:3(1)試合0得点

セリエA:12(6)試合0得点

コッパ・イタリア:0(0)試合0得点

 

序列で言えば、センターバックの4~5番手、左サイドバックの3~4番手と、タレントが揃うチームで居場所を確保するには、まだまだ実力不足だ。だが左利きの長身センターバックというスペックだけでも希少価値は高く、更にはナポリプリマヴェーラ育ちでもある。故に簡単に手放せる存在ではなく、今シーズン先発でも成長の機会を与えられた。よく言えば冷静なプレーをこなすが、逆にあっさりマークを外す場面も見られるのが課題で、クリバリというワールドクラスのプレイヤーがいる時点で要求が高まってしまうが、ナポリファンのそれに応えられる日まで、なんとか頑張って欲しい。

 

 

 

FW/#14/ドリース・メルテンス  7.0


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CL:6(4)試合3得点

EL:5(4)試合0得点

セリエA:35(23)試合16得点

コッパ・イタリア:1(0)試合0得点

 

サッリ前監督時代とは異なり、当初与えられた役割はスーパーサブだった今シーズン。昨シーズンまで猛威を振るったゼロトップも封印され、活躍の場が限られそうではあったが、指揮官が2トップを採用すると、やはりその実力を見せつけた。ミリクやインシーニェと出番を分かち合いながらのリーグ戦16ゴールは勿論、アシストの多さも際立つ。中国からの関心も定期的に伝えられるこのベルギー代表FWだが、そのキャラクターも含め、まだまだチームに欠かせぬ戦力だ。

 

 

 

MF/#18/ジャンルカ・ガエターノ  採点なし


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CL:0(0)試合0得点

EL:1(0)試合0得点

セリエA:2(0)試合0得点

コッパ・イタリア:1(0)試合0得点

 

ナポリでインシーニェの後を継ぐ選手と言われればこの選手。この若さにして髭をはやし、Instagramでは彼女とのラブアピールが凄い。肝心のプレー面では出番こそ計4試合だったものの、トップチームでの経験を積み、プリマヴェーラでは得点を量産。身長も180センチ代と上背もあり、体幹の強さを生かしたドリブルが魅力だ。来シーズンはレンタルの可能性もありそうだが、大化けすることを期待したい。

 

 

 

 

DF/#19/ニコラ・マクシモヴィッチ  6.5


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CL:5(5)試合0得点

EL:4(4)試合0得点

セリエA:17(15)試合0得点

コッパ・イタリア:2(2)試合0得点

 

サッリ前監督の元では全く出番がなく、ロシアのスパルタク・モスクワに活躍の場を求めてレンタルに出されるも、W杯メンバーから外れる。そんな失意の1年を送った昨シーズンから見事な復活を遂げた。CLでは守備的な右サイドバックとしても機能し、相手に応じて戦い方を修正するアンチェロッティ流には欠かせないピースとなった。シーズン後半は負傷離脱したアルビオルの穴も埋め、出番も確保。充実したシーズンを送り、シーズン半ばには契約延長にもサインした。

 

 

 

MF/#20/ピオトル・ジエリンスキ  6.5


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CL:6(1)試合0得点

EL:6(4)試合1得点

セリエA:36(33)試合6得点

コッパ・イタリア:1(1)試合0得点

 

今シーズンのハイライトとして上がるのは、第2節ミラン戦でのドッピエッタか。ただその後も左サイドでチームの潤滑油として機能した。決定機でのシュート精度に改善の余地は見られるが、何気ないところでの技術力に加え、ミドルシュートのパンチ力は大きな魅力で、元ナポリギョクハン・インレルを思い出させる。彼がもう一段階段を上ることができれば、スクデット獲得にグッと近づくのは間違いないが、来シーズンは厳しいポジション争いも待ち受けているだろう。

 

 

 

DF/#21/ヴラド・キリケシュ  5.5


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CL:0(0)試合0得点

EL:3(3)試合0得点

セリエA:3(3)試合0得点

コッパ・イタリア:0(0)試合0得点

 

怪我に泣いたシーズンだ。シーズン後半に復帰を果たした後もまた離脱。戦力になりきれないままシーズンを終えてしまった。リーグ戦とヨーロッパ・リーグに3試合ずつ出場しただけで、評価はしにくいが、両コンペティションでのパフォーマンスは安定していたとは言えないため、この点数とした。マクシモヴィッチが台頭してきたため、来シーズンで30歳を迎える彼の居場所がチームにあるのかは不透明。肩の脱臼癖はなんともならないのだろうか。

 

 

 

DF/#23/エルセイド・ヒサイ  5.0

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CL:3(1)試合0得点

EL:4(4)試合0得点

セリエA:27(24)試合0得点

コッパ・イタリア:1(1)試合0得点

 

サッリ前監督の厚い信頼を受けていたこれまでとは異なり、今シーズンはマルクィの活躍に隠れてしまった印象だ。守備だけならサイドバックとしてセリエAでも屈指の存在だが、攻撃面では特筆すべき武器は持っておらず、凡庸の一言。左主体の攻撃だったサッリから両サイドの幅を求めるアンチェロッティに代わったことで、攻撃面での不器用さがクローズアップされた形だ。ファンからの信用も欠いて退団が確実だが、正直ナポリ以上のクラブで通用するとは思えないとだけ言っておこう。

 

 

 

FW/#24/ロレンツォ・インシーニェ  6.0


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CL:6(6)試合3得点

EL:5(4)試合0得点

セリエA:28(24)試合10得点

コッパ・イタリア:2(2)試合0得点

 

マレク・ハムシクが去ってキャプテンマークを引き継いだのは今シーズン半ばの事だった。しかしそれ以降、重圧なのか、それとも単純に調子が上がらなかったのか、パフォーマンスが向上せず、一部ファンからも批判を浴びた。それでも2桁得点を稼ぐ辺り立派ではあるが、継続性やシーズン後半戦の出来を考えるとこの点数が妥当だろう。アンチェロッティによって任されたセカンドトップというポジションについては再考の余地があるかもしれない。

 

 

 

GK/#25/ダビド・オスピナ  6.5


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CL:6(6)試合0得点

EL:0(0)試合0得点

セリエA:17(16)試合0得点

コッパ・イタリア:1(1)試合0得点

 

アーセナルで序列が落ちたところにキャンプ中のメレト離脱が重なったため緊急獲得。しかしながら素晴らしい働きでゴールマウスを守った。足元の技術を兼ね備え、メレト復帰後はセカンドGKとして不満を漏らすことなく、訪れた出番でも集中力を欠かさない。脳震盪の影響で出番が減った時期もあったが、来シーズンもチームに貢献してほしいところだ。

 

 

 

DF/#26/カリドゥ・クリバリ  7.5


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CL:6(6)試合0得点

EL:5(5)試合0得点

セリエA:35(35)試合2得点

コッパ・イタリア:2(2)試合0得点

 

この怪物DFこそ、今シーズンのベストプレイヤーに最も相応しい。優れたビルドアップ能力に圧倒的な高さ、屈強なフィジカルを兼ね備えた彼は、ワールドクラスと呼ばれるまでに成長した。ベニテスの下でミスのオンパレードだった頃が嘘のようで、また今となっては、4シーズン前に彼の獲得に€7.5mしかかからなかったことは驚きでしかない。このセネガル代表を獲得するためにメガクラブがしつこくアプローチを送ってくるようだが、心配していない。彼はチームに残り、ナポリのために戦ってくれるはずだ。

 

 

 

GK/#27/オレスティス・カルネジス  6.0


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CL:0(0)試合0得点

EL:0(0)試合0得点

セリエA:9(9)試合0得点

コッパ・イタリア:0(0)試合0得点

 

与えられた役割は第3GKと、ウディネーゼ時代にセリエAの舞台で活躍した彼の実力からすれば普通の序列とは到底言えない。実際、時々訪れた出番でも実力を遺憾なく発揮し、ナポリのGKの層の厚さを思い知らされた。10位前後のクラブならファーストチョイスになるだけの実力は持っているはずだ。オスピナの去就が不透明だが、第2GKに繰り上がっても異論はないし、安心して試合を見られるだろう。

 

 

 

DF/#31/ファウジ・グラム  5.5


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CL:1(0)試合0得点

EL:3(3)試合0得点

セリエA:16(12)試合1得点

コッパ・イタリア:1(1)試合0得点

 

かつては欧州のメガクラブがこぞって関心を寄せたこの左サイドバックのキャリアは、怪我によって大きな転換期を迎えた。放り込むクロスに可能性を感じることは多くなく、守備に不安を抱えるマリオ・ルイに対しても劣位となっていた。抜群の連携を誇ったインシーニェのポジション変更の影響も受けているのは確かだろうが、ウィークポイントとして狙われる左サイドを、サッリ時代のようにストロングポイントにできるのは、現陣容では彼しかいない。来シーズンに期待だ。

 

 

 

DF/#33/ラウール・アルビオル  6.0


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CL:6(6)試合0得点

EL:0(0)試合0得点

セリエA:20(19)試合1得点

コッパ・イタリア:0(0)試合0得点

 

シーズン後半戦は怪我で棒に振った33歳のベテランだが、今シーズンも安定感のある守りを披露。スペイン代表からも久々の召集を受けた。セットプレーでのターゲットとしても頼りになった一方、スピード不足が否めないという点と、相棒のクリバリに助けられたという点も見逃してはいけない。ポジショニングの正確さはクリバリ以上だと思っているが、世代交代も叫ばれるチームなだけに、来シーズンも主力でいられるかは不透明。しかし、チームで最も豊富な経験を持つ彼を頼りにする時が間違いなく来るはずだ。

 

 

 

FW/#34/アミン・ユネス  6.0


f:id:napoli9627:20190405163027j:image

CL:0(0)試合0得点

EL:3(0)試合0得点

セリエA:12(6)試合3得点

コッパ・イタリア:1(0)試合0得点

 

移籍劇のゴタゴタに怪我もあって、完全に用無しのまま謎補強として語られるところだったが、そんな危機をパフォーマンスで回避。小柄なドリブラーが輝ける環境がナポリにあることは間違いないなく、アヤックスから加わった彼もその例には漏れなかった。左サイドから切り込んでいく姿からは可能性を感じさせられ、事実怪我からの復帰直後には、2試合連続得点を上げる活躍を見せた。小柄なメルテンスらとの相性も良好そうだ。前半戦を棒に振ったのはマイナスポイントだが、この調子なら来シーズンは更なる活躍が期待できそうで、チームの起爆剤にもなりうる。

 

 

 

MF/#42/アマドゥ・ディアワラ  5.5


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CL:0(0)試合0得点

EL:4(1)試合0得点

セリエA:13(8)試合0得点

コッパ・イタリア:2(2)試合0得点

 

4-4-2へのシステム変更の影響をモロに受けたのは彼だろう。4-3-3のアンカーとしての実力はサッリ時代にも随所に見せてきた。だが、現システムではボランチも前から圧力をかけることを要求され、攻撃面でも前線の面々と密に絡むことが求められる。パス出しにはセンスを感じさせるが、流石に専門外のこれらの役割をこなすには荷が重かったか。完全に控え扱いだ。まだ21歳と成長の余地は残されているが、チームに残るのか、それとも噂のトッテナムなど他のクラブでの成長を選ぶのか、重要な局面を迎えている。

 

 

 

 

FW/#99/アルカディウシュ・ミリク  7.0


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CL:4(2)試合0得点

EL:6(4)試合2得点

セリエA:35(27)試合17得点

コッパ・イタリア:2(2)試合1得点

 

2度も靭帯の怪我に苦しめられた彼にとって、今シーズンは飛躍のシーズンとなった。監督交代の影響を受けてレギュラーに乗し上がり、結果で実力を示した。同胞のクシシュトフ・ピョンテク(ミラン)のインパクトが強すぎるせいで目立ちはしないが、リーグ戦17得点は立派だと言える。左足による直接フリーキックもチームの武器のひとつとなり、ポストプレーにも正確さが出てきたところも評価できるポイントだ。CLのリヴァプール戦での決定機を逸した場面は悔やまれるが、それでも今シーズンは十分な合格点が与えられる。

 

 

 

 

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と、めちゃくちゃ長々と話したがいかがだっただろうか?

あくまで個人的な採点ですので悪しからず。

 

来シーズンも楽しみだが、取り敢えずはCLを見て!長かった今シーズンの欧州蹴球生活を終えましょう。

 

以上、ありがとうございました!

 

ピッチ外の話題が先行するナポリ、指揮官が夏の補強などについて言及

 

今シーズンを2位という、数年前を思えば好順位で終えることになりそうなナポリ。しかし、クラブはこれに満足するような組織ではなくなっている。

やはりスクデットをはじめとしたタイトル獲得に意欲を燃やしており、この夏は大型補強も噂される。

 

ナポリカルロ・アンチェロッティ監督は移籍市場や所属する各選手の事などについて、現地時間日曜日のカリアリ戦に向けた会見で以下のように語った(クラブ公式、footballitalia、calciomercato.comより部分引用)。

ラウール・アルビオルは回復し、明日は先発でプレーすることになるだろう。彼は90分はプレーすることができないかもしれないが、重要な選手で、彼の経験とクオリティをとても恋しがっていたよ。

私たちは(ロレンツォ・)インシーニェとミーティングを行い、彼はクラブに残りたい、そして契約を延長したいと繰り返していたよ。彼を売るつもりはないし、先週のミーティングはそのことについて確認するのに役立ったよ。


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ホームで迎えるカリアリ戦だが、この試合のチケットが10000枚程しか売れていない。ナポリのウルトラスはここ最近の試合結果に対して不満げで、やや反抗的な態度をクラブに示している。

ファンはチームと強く結びついている。しかしクラブ幹部やオーナーとそうあるわけではない。特に海外にいるオーナーならば尚更だ。ローマのケースでは、ファンはオーナーがアメリカ人かどうかなど見分ける必要はない。

オーナーが誰であろうと、ファンがクラブを後ろから支えていることは(記者に向かって)分かるだろ?チームに情熱を注いでいる、私はそれさえあればいいと思ってるよ。

 

 

また、来シーズンについては次のように述べた。

我々は既に自分たちの評価を下している。どんなケースでも、我々は良い形でシーズンを終えなければならない。2位という順位は素晴らしい結果だ。

来シーズンのシステム変更?今シーズンと同じように同じシステムを使うだろうね。4-4-2でスタートして後方から攻撃的なゲームを作っていく、これは我々の選手の属性に適しているはずだ。

興味を持っている選手がいるのは確かだが、私が言えるのはそれだけだ。別のクラブに所属している選手について語りたいとは思わないよ。

(ニコロ・)バレッラ?彼は素晴らしいプレイヤーだ。だが、今現在興味を示している選手の一人というわけではない。我々は質と経験の面でスカッドを強化したいとは考えてるよ。だからそれを叶えられる選手を探している。

(キーラン・)トリッピアーの奥さんがナポリにいる?何も知らないよ。でもナポリにいるのかもね。休みに訪れるにはいい街だからね。

 

 

フロジノーネ戦ではホセ・マリア・カジェホンがスタンドに投げ込んだユニフォームが投げ戻されるという出来事があった。この"事件"については次のように述べた。

私はカジェホンは完璧なプロフェッショナルだと思っている。彼はクラブに愛情をたくさん示してきた。ファンとの行き違いが引き起こしただけのことであり、もう我々の中からは過ぎ去ったことだ。


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アンチェロッティが発言した通り、バレッラへの興味は薄れつつあるというのは確かかもしれない。一方で、イルビング・ロサーノ(PSV)と移籍金€40mで合意がなされたとの報道もあり、最近ではネイサン・アケ―(ボーンマス)への興味も噂される。

一方で、選手の獲得があるということは放出もあるということだ。積極的な立ち振る舞いが予想されるメルカートなだけあって、放出選手の見極めや、レンタルバックしてくる選手をチームに留めるのか等、様々な事を勘案しながらチームの整備を進めていく必要がある。

 

とにもかくにも、ここ数年はやや渋めの補強が続いてきたナポリなだけあって、この夏のメルカートは、いちファンとしては楽しみなものになりそうだ。

 

ELで散ったナポリ、果たして明るい未来はあるのか?


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1stレグを敵地で0-2の敗戦で終えたヨーロッパ・リーグ(EL)の準々決勝。

対戦相手はイングランドの強豪アーセナル

リターンマッチとなる2ndレグ。ナポリはホームでアーセナルに、アウェーゴールを許さずに2点差以上(2点差なら延長へ)をつけることが求められた。

 

ホームとはいえ、相手は強豪。難度の高いミッションをクリアするには自分達の実力を最大限に発揮する必要がある。

 

だが結果を言ってしまえば、それは発揮できぬまま90分が過ぎ去った。

 

 

 

■スターティング・メンバー

 

この大一番でカルロ・アンチェロッティ監督が選んだスタメンはこちら。


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1stレグと大きく異なる点は、右サイドバックにニコラ・マクシモヴィッチを入れて実質的な3バックで戦う点。それに、ファビアン・ルイスとピオトル・ジエリンスキの位置を変えた点にある。

また、最前線にはアルカディウシュ・ミリク、左サイドバックにはファウジ・グラムが入った。

 

 

 

■サッリの遺産は消えたのか?

 

ナポリといえば、最後尾から繋ぎ、細かなパス回しで相手を崩すスタイルのチームと思われているが、これは言わずもがな、現チェルシー監督のマウリツィオ・サッリによって植え付けられたものだ。

だがこの試合、いやアーセナルとの2試合を通して言えることだが、そのサッカーはもう失われつつあると言っても良いかもしれない。

 

1stレグは前からのプレッシャーに耐えかねた裏へのパスが目立ち、オフサイドにかかるシーンが散見された。また、後ろから繋いでもボランチのラインで引っ掛かり、ボールをかっさわれる場面も見られた。実際、ファビア・ルイスがボールを失って、そのままルーカス・トレイラに得点を決められている(正確にはカリドゥ・クリバリのオウンゴール)。

 

そして2ndレグ。この日のポイントは最前線にはミリクがいることだった。多少ラフなボールでも競り合いには持ち込める。ポストプレーでタメを作り、全体を押し上げるという考えは間違いではなかったと思っている。

それでもアーセナルの前からの素早いプレスにやはり苦しみ、ビルドアップにミスが見られたり、ミリクにまでパスが届いても、そのボールに正確性を欠いたりと、1stレグほどではないが、組み立てに苦労した。

トランジションの速さやカウンター時の迫力は素晴らしく、1stレグの結果を覆すという闘志も感じ取れたが、ハイプレスを前に裏にボールを放り込む場面も多く、1stレグと同様にオフサイドを重ねた。勿論相手がハイラインを敷いてきたからではあるが、工夫に欠けたという印象も否めない。

 

 

ハイプレスに対して臆することなくボールを回したのがサッリのサッカーだった。勿論それが防がれる場面もあったのは確かだが、2試合を通して裏へのボールが目立ったこのアーセナル戦での展開に、サッリ・ボールを少なからず恋しく思ったのは僕だけではないはずだ。

 

 

それでだ、果たして今のナポリの姿で、今後明るい未来を描くことはできるのだろうか?

 

指揮官アンチェロッティが果たすべき役目は非常に大きい。

 

もともとナポリというクラブにはビッグクラブと張り合えるだけの資金力は持っていないに等しい。国内ならユヴェントスはおろか、近年低迷が続いてきたミラノ勢にも劣る。そんな中でも昨年は優勝にあと一歩まで迫った。サッリがとったのは確かにパスサッカーではあったが、大きな視点で見れば徹底したグループ戦術だったともいえる。もともとカネがないのだから、タレントの質、並びに選手層では間違いなくビッグクラブには劣るからこそのそれだともいえる。個の力には組織で対抗しようではないが、それで強豪と渡り合おうとしたのは、サッリや選手がそういう意識だったかどうかはさておき、間違いではないだろう。

 

だが事実として、それでもタイトルは取れなかった。組織で対抗するのが間違いではなくてもサッリは「100点満点」の正解を叩き出すことはできなかったのだ。

だからこそ連れてきたのが百戦錬磨のアンチェロッティだ。

彼もまた、100点満点に僅かに及ばぬ結果を修正しようと躍起になり、シーズン序盤戦は見事な結果を残したと言っても良いだろう(チャンピオンズ・リーグは惜しかったが)。

 

だがその修正が至るところに及んだのか、これとも時間の経過がグループ戦術の色を薄めさせたのか、敢えて厳しく書くが、結果・内容共にシーズン後半に進むにつれて悪化した

サッリが作ったサッカーは消えつつある。

 

 

 

■産みの苦しみ、今こそ耐えるとき

 

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だが、アンチェロッティが進める改革も今は我慢の時だ。彼が就任してまだ1年も経っていない。サッリ色は薄まりつつあるが、それでもまだチームのアイデンティティとして、パスサッカーという色は残っている。これを彼がどう脚色し、変化を加えていくのか、来シーズン以降に期待しようではないか。

もともとアンチェロッティは、サッリのような尖った戦術を持たないタイプだ。良く言えば柔軟な指揮官。臨機応変な対応が出来る。

 

先程、「アンチェロッティが果たすべき役割は非常に大きい」と触れたが、その通りだ。徹底したパスサッカー、グループ戦術を解体しつつある中では、それを補う形でどのような戦術を組むかが肝になってくると思う。

現段階では、それを模索している最中だ。

 

だからこそ、今は耐えなければならない。耐える時だ。応援する身としても苦しく、このような状況はサッリ時代にはなかなか訪れなかった。しかし、こういう時にこそ僕らも我慢が必要だし、応援しなければならない。

 

 

 

■最大のポイントは?


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模索が続く中、やはり最大のポイントはこの男をどこのポジションに置くかだろう。

 

写真にもある、ロレンツォ・インシーニェ

 

彼は今苦しんでいるが、アンチェロッティの4-4-2に最適なポジションが存在していないことも影響している。

ナポリ生え抜きの選手でもあり、本来ならばマレク・ハムシクに代わってチームを引っ張らなければならない彼のポジション次第で、チームの行く末も変わってくる。それだけの能力がある選手だと僕は思っている。

 

ただ、シーズン前半は4-4-2のツートップの一角でもそれなりに機能していた。得点も二桁近く稼ぎ、やはりその能力には流石だと思わされたのも確かだ。

だが、彼の得意とするプレーは左のウィングに入った時の、斜め45度でのパス、シュート、ドリブルにある。サッリ時代には、彼がそこでボールを持ったときのホセ・カジェホンへの極上のパスには何度も感嘆したものだ。

 

アンチェロッティが彼をどういった選手として見なしているのか、例えばスコアラーなのか、チャンスを作る選手なのか、はたまた自由に動かせておきたい選手なのか、僕には分からないが、とにもかくにも彼が活躍すれば間違いなくチーム、そしてファン達はノッてくるのが事実だ。

だからこそ、インシーニェのポジション(に加えてカピターノとして相応しいか)を含め、アンチェロッティには最適解を導き出してほしい。

 

 

 

■最後に

 

今朝のアタランタ戦でも破れたナポリだが、CLに参戦することには濃厚で、目標を見失っているように見える。

だが、こんな戦いを続けているようではファンも離れ、選手も去ってしまうかもしれない。

だからこそ、残り試合は戦力で戦って全勝を目指してほしいところだ。

 

 


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ローマ相手に完勝も、気を引き締めるアンチェロッティ


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ナポリセリエA第29節のローマ戦を4-1の完勝で終えた。

 

カルロ・アンチェロッティ監督は、このスタディオ・オリンピコでの“Derby del Sole”(太陽のダービー)の後、コメントを残した(以下footballitaliaより引用)。

私は、チームが良い形になっていると伝えていたので、このようなパフォーマンスは予期できていたよ。

前半はローマに試合のテンポを許したところもあったため、怠惰な部分もあった。しかしハーフタイム後は(チームは)よくやったと思う。(アレックス・)メレトは前半に与えたPKで、ややナイーブだったけどね。

 

 

また、この試合で加入後最高の働きを見せたと言っても過言ではないシモーネ・ヴェルディに関しては同じく1ゴールを決めたアミン・ユネスと共に次のようなコメントを残している。

ヴェルディとユネスは向上し続けているよ。私はヴェルディのプレーが好きだ。彼はチームのクオリティを上げられる選手で、必要なのは自信だけだ。重要な投資を移籍市場で彼にしたわけだが、今はそれを精算しているところだ。

 

 

一方でローマは4-2-3-1のシステムで試合に臨み、更にはニコロ・ザニオーロをベンチスタートにさせてナポリを驚かせた。これについてアンチェロッティ監督は次のように述べている。

我々はローマが4-3-3で来るのかどうか、分からなかったのは確かだ(実際ローマが敷いたシステムは4-2-3-1)。しかし、(ブライアン・)クリスタンテが(エディン・)ジェコの背後に位置していたのが分かったため、(エルセイド・)ヒサイを自陣深くに配置し、異なるやり方でビルドアップを試みた。

 

 

4月の2週目には、ヨーロッパ・リーグ(EL)でイングランドの名門アーセナルとの重要なアウェーゲームを控える。負傷者が心配されるところだが、ロレンツォ・インシーニェを始め、主力選手たちも復帰してくると思われる。

 

ちなみに、イギリスの大手ブックメーカー、ウィリアム・ヒルによるELの優勝オッズは以下の通りとなっている。

1.75倍  チェルシー

3.50倍  ナポリ

4.00倍  アーセナル

7.00倍  バレンシア

10.0倍  ベンフィカ

10.0倍  フランクフルト

16.0倍  ビジャレアル

33.0倍  スラヴィア・プラハ

 

 

ナポリは優勝候補の一角であることに疑いの余地はないだろう。オッズ3番手のアーセナルとの一戦は、大きな山場だ。チャンピオンズ・リーグ(CL)でリヴァプール相手に散ったように、イングランド勢に対して二の舞を演じてはいけない。

アンチェロッティ監督はELに向けて次のように述べた。

優勝候補の一角に数えられるのは名誉なことだが、我々はタフな1stレグを戦わなければならない。チームが良い形になっていることには自信を持っているが、インテンシティを持ってプレーすることが大事だ。アーセナル相手には簡単にはいかないだろうけどね。

 

 

カンピオナートでは3位と4位に位置していたインテルミランが躓き、3位との勝ち点差は10にまで開いた。

残り8試合でこの勝ち点差は、主力を休ませるという意味でも、また控え選手に出場機会を与え、モチベーションの向上にも繋がるという点で大きな意義があるはずだ。

しかし、首位ユヴェントス相手に勝ち点差15をつけられての2位では、今シーズンを手放しで評価するには満足できない。ELでの結果が、今シーズンを語る上での大きなモノサシになるはずだ。

ローマ戦のようなサッカーをできれば第一関門突破も見えてくるはずで、カップ戦に強いとも言われるアンチェロッティの手腕にも期待したい。

 

 


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今まではコラム的記事を中心に書いていましたが、時間的な制約もあるため、今後は翻訳(間違っていたら申し訳ございません)記事も載せていきたいと考えています。

なにより更新頻度が大切だと思うので。

 

何かありましたらコメントお願いしますm(__)m

【雑談】就職活動と社会人

 

今日のテーマはただの雑談なので、興味が湧かない人もいるかと思いますが、宜しくお願いします。

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昨日は大学の卒業式だった。

友人と写真を撮ったり、夜は寿司を食べに行ったりと、学生としての最後の一日を楽しく過ごした。

 

で、遅くに家に帰り、風呂に入って少し考えていたことを話そうと思う。なぜかというと、この僕の書く文章で、少しでも人の役に立てれば良いなと思うからだ。または、何か考えるきっかけを与えられると良いからだ(ここ重要)。

おそらく以下に記すことは就活生や大学生に何らかの影響を与えるかもしれないし、そうではない人にも自分の生活を振り替えるきっかけにもなるかもしれない(分からないけど)。

僕は自分自身に宛てるという意味も込めて、メモ書き程度に文章を書いていく。

 

 

 

僕は大学4年生で、もう来月からは就職し、いよいよ社会人となる。

これまで就職先はおおっぴらにしては来なかったが、はっきり言おう。公務員だ。具体的には(?)某県庁である。

 

(ここの「某」を言ってしまうと、後に触れるどこの「某」新聞社を志望したのか等が明らかになってしまうかもしれないので、そこは控えさせて頂くことをご了承頂きたい)

 

 

 

■僕の就職活動

 

就職活動の話をしよう。

僕のゼミは同学年が4人(に加えて後輩も4人)という、超がつくほどの小規模ゼミだ。大学、及び学部によると、そういうゼミだからこそ込み入った議論を展開し、有意義なゼミにできるとのことではあるが、まあそれはいい。

そのゼミの同学年4人の中で、1人は留学してもう1年大学に残るため、3人が就職活動を行うことになった。僕以外の2人は公務員志望だ。

もともと僕の所属するゼミは例年公務員になる人が多い。

 

 

で、僕の話だ。

就職活動が始まった当初、こうやってブログをやっているように、何か自分の想いを表現できるような仕事をしたいと思っていた。

だから真っ先に思い浮かんだのが記者という職業で、もちろん、マスコミ関連全般を目指していたし、だから某超大手新聞社のワンデーインターンにも参加したりした(それはそれで参加倍率が凄かったみたいで、何故か名古屋開催に早稲田やら北海道大学の人まで来ていた)。

 

で、冒頭にも触れた、

「僕の書く文章で、少しでも人の役に立てれば良いなと思うからだ。または、何か考えるきっかけを与えられると良いからだ。」

と同じようなことを、上とは違う、某地方新聞社の面接で言った記憶がある。

無論、それだけでは受かるわけでもなく、当時もうひとつの想いでもあった地域に貢献したいとか、そういったことも言った。

 

しかし、就活が始まるもっと前(具体的には2年生の頃かな?)の話をすると、もともと僕が志望していたのはやはりサッカー(及びスポーツ全般)に携わる仕事で、記者及びマスコミという枠組み関係なしに、何らかの職業を通してそれに携われれば嬉しい!という感じで思っていた。無論、第一志望は記者ではあったけど。

だからそれに関するセミナーだとか、インターンだとか、そういったのも探したりした。

 

しかしである。

まあ場所が遠い。

僕が住むのはまあだいたい名古屋近辺だといっておこう。正確には、名古屋から電車で20分前後の街である。

 

で、そういったセミナーやらインターンやらは、東京と大阪の2大都市、特に前者中心だ。

また、サッカーメディア業界のバイト募集はほぼ全て東京だ。頑張って東京以外も探したが全然なくて、物理的に名古屋から東京へのバイトなど行けやしなかった。

また、セミナーやインターンにしたって、年に何回も通うことを考えると、交通費もバカにならないと躊躇する自分がいた。他にやりたいこと(海外留学)もあったし、当時はまあ色々と身の回りが慌ただしかったのもある。

 

 

で、更に遡ると高校時代の話になるのだが、元々僕は漠然と東京方面の大学に進学できたらなぁという想いもあった。

これも漠然とだが、やはり地方民からすると、東京の世界は広いのだ。

その漠然さが、結局は東京進学をなしと考えた(というより、自然と地元志向に向かわせた)のだが、もうひとつ。

 

 

“ウチにはカネがない!!!!”

 

 

結局はこれに尽きる。

親にも東京に進学したいと話した記憶があるが、あっさり却下。

そこまで引き下がらなかった(という記憶がある)辺り、僕もそこまでの想いだったんだろうが、とにかくカネがない。奨学金だって借りている。

つくづく何にでも親がお金をだしてくれる家を羨ましく思うが、まあその辺にしておこう。

「他所は他所」である。

 

 

お金がないと、先に言ったインターンやらセミナーにも行けないし、東京の大学にも行けないし、就活で東京通い(に加えて宿泊)するのも結構難しい。

 

 

 

と、言い訳がましいことを言ったが、その通りだ。結局言い訳にしか過ぎないのだ。

厳しい環境でも、自らの道を信じて進む人はきっといるし、自分から行動を起こす人はいるし、結果、それが実を結ぶ人もいるだろう。

 

 

セミナーやインターンならまだしも、バイト代を溜め込めば就活通いはできたかもしれない。

 

しかし僕がそれをしなかったのには理由がある。

やっとゼミの話とも繋がってくるが、周りが完全に公務員モードだったのだ。

ゼミ室に入ると公務員の話が中心で、僕も完全にそれに引き込まれていた。

皆公務員試験の勉強はするし、僕も少しではあるが、やり始めた。

 

一方で、東京に出れないながらも記者及びマスコミ関連の職にはつきたい!という想いも少なからずあったため、民間企業も受けてみようとは思っていた。

そのため、公務員は勉強をほぼしなくても受けられる形を取った(それはそれで倍率が高かったが)。

 

 

 

で、いよいよ始まる就職活動である。ちょうど1年前だ。懐かしい。

 

僕は割と人並みの就職活動を行ったのではないかと思っている。特段内々定が出るのも早くなかったし、友人が内々定を貰って焦るという就活生のド定番ともいえる流れを経験した。名古屋駅で度々とられるランチ代も苦労した。

そして結論を言うと、以下の3社から民間企業は内々定を貰った。

 

  • 某地方新聞社
  • 某地方航空会社
  • 某ケーブルテレビ局

 

航空会社の謎感が凄いが、正直言って取り敢えず受けた(割と皆の憧れの的とされる)航空会社から、大手よりも規模が小さいとはいえ内々定を貰ったのはかなり嬉しかった。CAと同じ職場で働ける!なんていう妄想もしたりしなかったり…というのはさておき、ここで重要なのは某地方新聞社から内々定を貰ったことである。

 

僕はこれを蹴ってしまった。

正確に言うと、公務員が受かるまで待ってもらっていたのだが、受かった後に断りの電話を入れた。

 

理由は色々ある。

生活の不規則性、迫り来る紙媒体の衰退、異動の多さなどだ。

 

「そんなの受ける前から分かっていたじゃないか!」と言いたくなる人もいるだろうが、僕は後先考えず、とりあえず受けてからじっくり考えようとしていたので、結果的に公務員との比較でこうなったのである。

 

 


■これからのスタンス

 

過程はどうであれ、僕はもうあと1週間もしたら働かなければならない。

本来目指していたサッカー(メディア)業界で働くことは99%ないと言えるだろう。

ちなみに地方公務員の25歳以内での退職率は1%を切ると言われ、全体で見ても0.75%だと考られているようだ(https://jiseki-koumuin.com/quit-2/)。

 

だけど僕はこれからもナポリをはじめとしたサッカーの試合を観ながら生活していくことになる。就職活動開始時に目指していた記者及びマスコミや、大学2~3年時に目指していたサッカー業界でなくてもそれは変わらない。

それが仕事になる可能性が極限まで下がっただけのことである。

 

よく、「自分の好きなことは仕事にしない方がいい」と言われることがあるが、僕はそれは半分正しいし、半分間違っていると思っている。

僕の場合、サッカーを観るのが好きで(もちろんプレーするのもだが)、その中でも海外サッカー、セリエAナポリが好きと段階を踏んでコアゾーンに突入していくわけであるが、仕事を通してこれらの試合やJリーグなんかを観たりすると、いつも「取材のことを考えて試合を観ないといけない!」とか、いつもとは違う目線で試合を観ることができない故に純粋に試合を楽しめないという可能性があると思う。夜中なのになんで観たいナポリの試合が観れないんだ!とか思うこともあるのかな?全然分からないが、仕事のせいでストレスが溜まり、サッカーを自分の中の貴重な娯楽のひとつとして取り扱えなくなったり、削ってしまうという可能性もある。

しかし、「好き」とは厳密には違うが(文章を書くのは他人よりは好きだと思うが)、仕事として、自分が書いた文章で少しでも人の役に立てれば、または、何か考えるきっかけを与えられればという目的を果たせる可能性も、公務員になれば無くなってしまったわけだ。

 

 

どっちをとっても、結果「うーん」と悩むことになってしまうわけで、最終的に娯楽としてサッカーを楽しむことになった僕。

公務員は祝日も休みを貰えるし、有休もしっかりもらえるそうなので、「娯楽」として現地まで見に行ったりできると思うとそれはそれでワクワクするものだ。


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そして、このブログ。

「自分の書いた文章で人の役に立つ」というかつての目標を具現化できる、今のところ唯一の存在だ。

だから僕はこのブログを社会人になってもなんとか書き続けたいと思っているし、仮に影響力が小さくとも、要はその積み重ねだろう。自分から発信しないよりはマシなはずだし、なによりナポリというクラブに触れてもらえる可能性が高まるのであれば、やることに意味があると思っている。

 

 

少しゴチャゴチャしてしまったし、何の意味があるのか分からないが、自分にも宛てるという意味も込めたメモ書き程度の文章だ。

これを読み直した僕は、将来公務員をやめてまたサッカー業界やマスコミ業界を目指すことになるかもしれない。そんな可能性も少し込めて書いた。

 

安定を求めたものの、どこかハプニングを求めている自分がいるのは確かだ。

 

そして先日現役を引退したイチロー選手はこんなことを言っていた。

「言葉にして表現することというのは、目標に近づく一つの方法ではないかなと思っています。」

 

 

就活生のみんな、大学生のみんな、頑張ってほしい。

僕もしっかりと仕事を頑張りたいし、ブログも頑張りたいし、イタリア語も学びたい。

 

 

 

 

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今までとは打ってかわって、こんなにも雑な文章に最後まで付き合っていただいた方、どうもありがとうございました。

 

始まりに過ぎないナポリでの"地殻変動"

 


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人生において、別れというものは突然にやってくる。

最愛の恋人や家族など、それまでの過去とは打って変わり意外とあっさりと、しかしそこには積み重ねた過去の分以上の悲しみを伴って訪れる。

 

 

マレク・ハムシクナポリを退団。中国の大連一方へと移籍した。

 

31歳である。

 

まだまだナポリでレギュラーとしてプレーでき、そして実際にしていたにもかかわらず、彼は新天地を中国に求めることになった。

 

これは僕たちナポリのサポーター・ファンを多いに悲しませた。

だが、彼にとっては新たなる挑戦だ。悲しみの涙よりも、励ましの拍手で送りたい。

 

 

 

◼️ナポリで過ごした12年間

 

彼がナポリに加入したのは2007年。12年(正確には11年半と少し)前にセリエAに昇格したタイミングでチームの一員となった。

彼のここでのキャリアと功績をもはや説明する必要もないだろうが、改めてその偉大さを示すために記しておこう。

 

ゴール数:121(歴代1位)

(全コンペティション)出場試合数:520(歴代1位)

(セリエA)出場試合数:408(歴代1位)

CL出場試合数:36(歴代1位)

 

ナポリにとっては「レジェンド」とも言える存在だ。マラドーナの背番号10が永久欠番なら、彼にも永久欠番という栄誉が与えられて良いと思っている。デ・ラウレンティス会長がそれをするか定かではないし、僕はマラドーナナポリという街でどれほど偉大なのか、正直そこまで把握しているわけではないが。

しかし、紛れもなくここ数年のナポリを作り上げた功労者であるのは確かだ。

 

エディンソン・カバーニエセキエル・ラベッシがPSGへと去り、彼もそれに続くのではないかと、それこそナポリのような、言ってみれば中堅クラブの宿命かと思われた。しかしながら、彼はナポリに忠誠を尽くし続けた。ファンとしては最高の選手だ。

 

 

だが、物事には始まりがあれば終わりもある。

これは誰しも抗いようがないことだ。

 

そしてこの選択は、ナポリの人々や応援するファン達の心を大きく揺さぶった。

それを例えて、本記事のテーマとして"地殻変動"という言葉を用いたが、それの引き金となった要因はいくつかある。

 

 

 

◼️ベテランとなったハムシク

 

昨シーズンのスクデットレースで王者ユヴェントスに敗れたことが尾を引いているのは間違いない。

もともとカルロ・アンチェロッティ就任直後から中国行きの噂は流れていた。

だが、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長とアンチェロッティの要望に応え、ハムシクは残留。カンピオナート初戦から、これまでと同じように、チームと共に歩んできていた。

 

だがやはり大きな転換点となったのはチャンピオンズ・リーグでの敗退だろう。スクデット獲得もかなり難しい今、チームも、そしてハムシク自身もCLには期するものがあったはずだ。

それでの上位進出が叶わないものとなった今、彼のナポリでのモチベーションは少なくなってしまったのかもしれない。

 

日本にいる、特段ナポリを応援していない人は「中国=カネ」というイメージから、移籍に際しては、結局カネか!という考えを持つ人もいるかもしれない。

僕はこれを否定したくもある。なぜなら、長らく応援してきた(もっと長く応援されてきた方ももちろん居ます)カピターノが、そんな「カネに流れた!」だなんていう風に言いたくはない、そして認めたくはないからだ。

 

しかし、そのお金に関しての指摘はあながち外れではないだろう(認めたくないけど)。ハムシク本人の想いは分からないが、お金は重要だ。間違いなく。

 

一方で、本人は、

「欧州で、ナポリ以外のユニフォームを着て戦うことなど考えられなかった」

「新しい挑戦がしたい」

とも語っていた。

 

人生は長い。まだ若い僕でもそれは分かる。

そして、新しい挑戦をしないと、新たな出会いや発見、自分の成長(これはサッカーの技術的な部分に留まらない)に繋がる何かが見当たらないのも確かだ。

ハムシクは残りのキャリアでそれを探しに行く決意を固めたのだろう(あくまで推測だが)。

 

しかし、そんな決断の中にも、12年過ごしたナポリへの想いをしっかりと残してくれた。

 

ナポリ以外のユニフォームを着て戦うことなど考えられなかった」

 

この発言こそ全てだろう。

 

 

 

◼️もうひとつの要因

 

ハムシクナポリを去る決断をしたもうひとつの要因として、若手の成長が挙げられるだろう。

 


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写真は今季からベティス(スペイン)より加入したファビアン・ルイスだ。

 

当初は左のサイドハーフとしてプレーしていたが、ターンオーバーを採用すると中盤の真ん中、ドイスボランチの一角でプレーするようになる。

年末のインテル戦でハムシクが怪我をしたが、これを機に中盤センターでプレーする頻度が確実に増え、更には良質なプレーを見せる。

 

また、footballitaliaによると、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は次のように語っている(上手く訳せていなかったらすみません)。

ファビアン・ルイスが(ナポリに)来たとき、ハムシクは2つの役割をこなせる異なる4人のプレイヤー(そのうちの一人がファビアン)が既にいることを理解していた。私は彼に、ナポリを離れて中国で大金を手にしたいか尋ねる事ができた。

 

確かに、ファビアンに限らず、彼を含めてピオトル・ジエリンスキやアラン、アマドゥ・ディアワラの4人はハムシクよりも若く、それに優秀なプレイヤー達だ。

ハムシク離脱時に彼らは良質なプレーを見せた。

 

また、これはアンチェロッティの監督就任という側面でもあると見てとれる。

前任のマウリツィオ・サッリとは異なり、ハムシクアンチェロッティから常時スタメンの座を与えられていたわけではないのだ。

 

ターンオーバーでベテランの彼を休ませ、それが若手選手のプレー機会を生み、結果的にハムシクナポリを退団しても大丈夫だという結論に至ったと考え付く。

 

 

 

◼️続くかもしれぬ"地殻変動"

 

ハムシクは退団したが、これはひょっとすると"地殻変動"の始まりに過ぎないかもしれない。

 

勿論、彼の退団というのは、恐らく他の選手が退団するよりもメンタルに突き刺さるものがある。それはそれで一種の"地殻変動"と称すべきことであるのは冒頭でも触れた。

 

が、単純な戦力としては別だ。ベテランのドリース・メルテンスホセ・マリア・カジェホンも、退団前のハムシクと同等の影響力を持った選手であることは間違いないだろう。むしろ、特にカジェホンは未だ替えの効かない存在かもしれない。

 

だがしかし、この夏は積極的な補強に出るという噂も耳にする。候補に上がっているのは、イルビング・ロサーノ(PSV)をはじめとした若手有望株ばかりだ。

ベテラン中心のメンバーから若手への移行という意味での"地殻変動"も進んできているのは、ファビアンらの台頭からも見てとれる。

 

そして、もしロサーノらの獲得が噂通りにいけば、メルテンスカジェホン、現在負傷離脱中のラウール・アルビオルもその"地殻変動"の例外ではなくなる。

サッリが作った一時代の主力にも確実にその時が近づいている。


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だが繰り返すが、物事には始まりがあれば終わりがある。それが世の常だ。

サッリのフットボールが少しずつアンチェロッティのそれに変わってきたように、選手も移り変わっていくというものだ。

 

確かにもし、ナポリの一時代を築いたベテランが夏以降に退団するような事が相次げば、やはり我々ファンは悲しむに違いない。

だが彼らはプロである以上、チームにサイクルがあること、そして熱狂的なファンがいつも彼らを支えてきたことを理解しているはずで、それを仇で返すような選手ではないはずだ(どこぞの誰とは言わない)。

 

そして、クラブの歴史の中でも輝かしいサイクルのひとつとして記憶されるために、また着実に近づくサイクルの最後(と決まってはいないが)を華やかに飾る上で、何よりも大切になってくるものがタイトルだ。

 

ヨーロッパリーグ(EL)。

スクデットが厳しい今、もう今シーズンはこれしかないだろう。

 

ハムシクがELをチームに託したように、僕らも全力で応援したいし、きっとチームも渇望している。

それが"地殻変動"が完結した後の、次のサイクルの素晴らしい遺産となることを信じている。

 

 

 

【18-19シーズン】 ナポリの冬の獲得候補

皆さん、あけましておめでとうございます🎍

 

 

セリエAは今シーズン、クリスマス後も試合を行い、年明け前に前半戦が終了。

 

新たな年、2019年からは冬のカルチョメルカートのスタートである。期間は1月31日まで。

夏がシーズン開幕前までに縛られていたのとは対照的に、冬はシーズン再開以降も継続してメルカートは開いているということは整理しておかなければならない。

 

さて、今シーズンのナポリは前半戦をなんとか2位での折り返しに成功した。

ここで「成功」と表記しなければならないのは、ユヴェントスが圧倒的な成績で首位を快走しているからだ。残念ではあるが、絶対王者に追い付くのは困難に等しいのが現状だ。

それだけに2位という成績にも価値を見出だすべきだろう。

 

ボクシングデーに行われた3位インテルとの一戦は、荒れた展開の末に0-1と落とした。

ここ数試合のゲーム内容は芳しくなく、なんとか勝ち点を拾っているが故に、手放しで「成功」とは呼べない。そのため上記では「なんとか2位での折り返しに成功」と表記した。

 

とはいえだ、インテルとの勝ち点差は5あり、さらに後ろの4位ラツィオとは12の差がある。気は早いが、アクシデントがなく順当にさえいけば、来シーズンのCL出場権はモノに出来るはずだ。

 

メルカートの件について話を戻そう。

上記のようなカンピオナートの展開に加えて、CLで敗退して、更なる戦力の上積みがこの冬に必ずしも必要ではない事からも、補強は最小限に留めるだろう。

 

その最小限になりそうな中でも噂に上がっている選手を、今回は(薄い情報量で)整理しておく。

ザッと並べた感じでは、冬に放出がありそうなヒサイ、マルコ・ログ、ディアワラの穴を埋める選手が多い。選手層を厚くするという言い方も間違いではないが、放出する選手よりもレベルの高い選手を獲得したい様子。

 

 

 

1.クリスティアン・クアメ


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185㎝/21歳

コートジボワール国籍

所属:ジェノア

推定市場価格:€14m(transfermarktより)

 

ドログバ2世」とも言われる、弱冠21歳のフォワード。そう呼ばれる所以はフィジカル能力の高さが有るからだろう。データ上で明確に現れているのは、デュエルの勝利数。これはセリエAでもトップだ(出場時間が選手によって異なるので、"勝利率"の面では不明)。タイプ的には(ドログバを除けば)、元ナポリのドゥバン・サパタ(アタランタ)に近いと思うが、より前後左右に幅広く動くのを好んでいる印象も。

相棒のクシシュトフ・ピョンテクが猛烈な活躍を見せているため、相対的に印象が薄くなるかもしれないが、前半戦を終えて全19試合に出場で3ゴール。ナポリ戦でも得点を決めている。

仮にナポリに移籍した場合、ミリクとの争いになるだろうが、メルテンスも控えている以上、出番は多くは望めない。優勝を狙うべきELで、経験を積ませる余裕も少ないだろう。よって来シーズン以降の獲得がベターか。事実、移籍は近いと目されながらも、冬はジェノアに留まり、加入は夏との報道がここ数日盛んになってきている。尚、移籍金は€20mとの噂。

 

 

2.イルビング・ロサーノ


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175㎝/23歳

メキシコ代表

所属:PSV(オランダ)

推定市場価格:€40m

 

思い起こされるのは、ロシアW杯でドイツを破った初戦でのゴールか。左サイドからのカットインからのプレーを得意とする印象を受けた。

エールディビジでは現在17試合で11ゴール。PSVではここまで右サイドでのプレーが中心で、両サイドがこなせる幅も持ち合わせているならば、より魅力的に映る。

ただ、移籍金の高騰がネックか。噂には過ぎないが、チェルシーが€36mでオファーを出したとの報道もあり、競合相手も多い。仮に冬にアダム・ウナスが放出されても、ウィングにはまだシモーネ・ヴェルディやアミン・ユネスが控えているため、この冬の優先順位としては高くないポジション。彼も獲得するのであれば夏だろう。

 

 

3.ニコロ・バレッラ


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172㎝/21歳

イタリア代表

所属:カリアリ

推定市場価格:€30m

 

カリアリユース上がりのセントラルMF。技術力と縦への推進力を持ち合わせ、前へ持ち運んでのラストパス、もしくはシュートまで持っていける選手という印象。ナポリでいうとジエリンスキやマルコ・ログと似たタイプだ。ただ、バレッラは守備でもファイトできそうで、仮に獲得した場合、起用するならアランの横か。

既にイタリア代表でもレギュラー格で、やはりセントラルMFとしてプレー。共に中盤を組むジョルジーニョが所属するチェルシーも獲得を狙っているとの噂が後を立たない。獲得レースにはインテルも加わっており、激しい争奪戦になりそうだが、チェルシーが提示した移籍金は€50mと言われ、仮にそれが事実なのであれば、ナポリに獲得の見込みはほぼゼロだろう。

ナポリはこの冬にディアワラかログを放出する可能性が高まっている。そのため、補強ポイントと合致するが、カリアリも冬の放出を望まないと予想されるため、こちらも獲得出来るなら夏か。冬は他の選手で手を打つかもしれない。

 

 

4.アグスティン・アルメンドラ


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182㎝/18歳

アルゼンチン国籍

所属:ボカジュニアーズ

推定市場価格:€5m

 

U-20アルゼンチン代表でプレーする攻撃的MF。昨年4月にトップチームデビューしたばかりの選手で、プレー動画をザックリと見た感じでは割りと大柄な割には俊敏性にも秀でているという印象。とはいえまだ粗削りで、判断力にはまだ改善の余地がありそう。ただ、パスにはセンスを感じるものがある。

12月末の時点では、アトレティコ・マドリーバルセロナバレンシアなどのスペイン勢が獲得に興味を示しているとの記事(https://gunosy.com/articles/aOTij)が上がっていた。さらにここ最近では、インテルも獲得レースに参戦した模様。

現時点ではインテルが獲得に最も近いと見られているが、ボカの要求額は€20mまで上げるなどと強気な姿勢。尚、インテルは2019年12月(今からちょうど1年間)までボカに在籍させてからの獲得をオファーをした模様。

 

 

5.ジョルダン・ヴェレトゥ


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177㎝/25歳

フランス国籍

所属:フィオレンティーナ

推定市場価格:€25m

 

若手主体のヴィオラの心臓とも言えるMF。ヴィオラは冬の放出に消極的で、代理人も(ナポリSDの)ジュントーリとは幾度か話し合ってはいるが、1月の移籍はありえないと明言。またもやインテルも獲得に動いているが、移籍するとしても夏まで持ち越しだろう。一方で、ヴィオラと契約延長の噂もある。

中盤の底での判断力が光り、アンカーでもドイスボランチの一角でもそつなく対応できそうではあり、ハムシクとアラン、どちらの代わりもこなせそうだ。

 

 

6.スタニスラフ・ロボツカ


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172㎝/24歳

スロバキア代表

所属:セルタ

推定市場価格:€25m

 

ハムシクと同じくスロバキア代表で、夏にも獲得を狙ったセントラルMF。先に挙げたバレッラ獲得がナポリの第一優先だと見るが、次点としてはこの選手か。競合も幾分少なく(エヴァートンワトフォード辺り)、難易度的にも低いはずだ。

とはいえ、冬に主力を放出するのはどのチームも望んでいることではなく、ロボツカにもこの冬は€30mの値札が付けられているという報道も。難しいオペレーションではある。

プレースタイル的にはバレッラよりもパサー色が強めで、どちらかと言えば"散らす"パスでリズムを作る選手か。連携を活かしてスルスルタイミングよく上がれそうな所はナポリにフィットしそうだ。

冬にログかディアワラを放出すれば、真剣に獲得に動いてもおかしくないと見る(とても個人的な予想ではあるが)。

 

 

7.バンジャマン・パヴァール


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186㎝/22歳

フランス代表

所属:シュツットガルト

推定市場価格:€35m

 

言わずと知れたフランス代表のW杯優勝メンバー。右サイドバックセンターバックをこなせるユーティリティ性は引かれるものがあるが、獲得難易度が高すぎるか。

ヒサイ退団もあり得る中、理想的な人材であるのは間違いない。だが、他に興味を持つチームの名がバルセロナバイエルンでは相手が悪い。加えて彼の代理人は、「別のクラブからのオファーを望んでいる」とも発言している。

 

 

8.マヌエル・ラッザリ


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174㎝/25歳

イタリア代表

所属:SPAL2013

推定市場価格:€15m

 

SPALで目覚まし活躍をするサイドプレイヤー。主戦場は右で、特に右ウィングバックでの起用が多い。ちなみにSPALには在籍し続けて6年目のシーズンを送っているが、ここに来て数多くのクラブから目を付けられている。ナポリは勿論、ラツィオトリノなど、中堅以上のクラブへのステップアップは遅くとも来夏までには実現するだろう。

こちらもヒサイの代役であろうが、サイドバックの適応にやや不安を(個人的には)持っている。特に守備面だ。攻撃面はセリエAでもトップクラスだろう。ちなみにGoal.comが選ぶ、セリエA前半戦のベスト11にも選ばれている(下の写真)。

ナポリは€13mでオファーしたが、SPALはこれを拒否。€22mを要求していると報じられている。ヒサイの(おそらくチェルシーへの)売却額がその倍額あると考えれば、その費用を充てれば決して難しいオペレーションではなくなってくるはずだ(と思っている)。

 


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と、このような感じで選手を並べてみたがいかがだろうか?

大方の報道通り、セントラルMFと右サイドバックの獲得、少なくともどちらかはあり得そうだ(FWのクアメは獲得間近の模様)。しかし忘れてはいけないのが、ここ数年、補強を期待されながらもデ・ラウレンティス会長はそれをやや裏切りぎみなことである。

 

そこまで期待しないで待っておこう。

うん、それがいいだろう。