ナポリからのGIFT

少しでもナポリに興味を持つ人が増えれば、と思い、書いています。ただ、稀にプライベートの事も。

ナポリ・プリマヴェーラを調べてみた Vol.01

 

先のフィオレンティーナ戦で、アントニオ・チョッフィ(Antonio Cioffi)ナポリのトップチームでデビューを果たした。チョッフィは下部組織、いわゆるプリマヴェーラ出身だ。プリマヴェーラとは、日本語で「春」を意味する。文字どおり新芽が成長していく時期ということであり、ナポリのみならずイタリアサッカー界においては、この組織で多くの若手が育まれる。

 

チョッフィは2002年生まれで現在18歳。いちばん早くにトップチームに呼ばれてたことからも、恐らくプリマヴェーラの中では有望な若手であることには間違いない。今回の記事では、プリマヴェーラについて書く「第一弾」として、このチョッフィを中心に、僅かばかりではあるが触れていこうと思う。

ただし、「第二弾」以降があるかどうかは、筆者のやる気と気力とモチベーション次第であるのでご了承を。

 

 

■育成責任者を務めるのはこの男

 

ナポリの育成組織(下部組織)において、責任者を務めるのはこの男だ。

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背番号2を背負っていた偉大なプレイヤーだ(ナポリ公式より)

お分かりの方は居るだろうか?そもそも顔が正面から映ってないので、「誰なんだこれは」状態だが、左腕にキャプテンマークを巻いている。正式なカピターノは、この時代ではパオロ・カンナヴァーロだったが、写真の彼は当時のセカンド・キャプテン。ジャンルカ・グラーヴァだ。イタリア下部リーグのクラブを転々とした後、破産後のナポリに加わったのが2005年1月。セリエC1からセリエAの舞台へと歩を進める間、チームを支え続けた選手である。30代にして初のセリエAやチャンピオンズ・リーグ(CL)の舞台を踏んだ苦労人でもある彼は、ナポリというクラブの中で、尊敬を集める人物の1人と言っても過言ではない。あの気難しいアウレリオ・デ・ラウレンティス会長とも関係も良好だ。

 

 

■チョッフィについて語るグラーヴァ

 

グラーヴァはナポリの下部組織上がりのチョッフィがトップチームデビューを果たしたことについて、『Radio Kiss Kiss』で次のように語っている。

 

「ファーストチームで若い選手たちがデビューを果たすのは、最も喜ばしいことだ。この名誉は、チョッフィの成長に貢献した全てのスタッフに与えられるだろう。我々には大きな情熱がある。毎日情熱を持ってピッチ上で仕事をしてるのさ。ファーストチームでプレーすることは、練習の強度が増すと言うことだ。それはつまり、早く成長できるということでもある。」

 

「アントニオ(チョッフィのファーストネーム)?彼は技術的な資質を備えているし、トレーニングにも情熱をもって取り組む選手だ。だが、頭脳も重要だ。選手のキャリアにおいて、7割は頭なんだ。」

 

「チョッフィは2013年から我々と一緒にいて、彼のセリエAデビューは、彼の成長に貢献した多くの人達と分かち合うべきものだ。」

 

「私たちは、トップチームの練習に参加するプリマヴェーラの選手たちとよく話すようにしてるし、成長も見ている。指揮官のガットゥーゾは、皆を平等に扱う人だ。若手にとっては大きなアドバンテージでもあり、更には彼らは、いつも励ましてくれる(カリドゥ・)クリバリ、(ファウジ・)グラム、(ロレンツォ・)インシーニェらのようなプレイヤーとの会話もすることが出来る。精神的にもチョッフィは好きな選手だよ。礼儀正しく素直だ。」

 

グラーヴァはこう述べてとおり、やはりチョッフィには大きな期待が掛かっているようだ。

チョッフィはもともとグラーヴァが発掘してきた選手だと言われており、2013年に加入以降、カテゴリーを上げながらも順調に成長。18-19シーズンには、U-17のカテゴリーでリーグ戦24試合で14ゴールを記録するなど、目覚ましい活躍も披露。左のウィングが主戦場と、トップチームのキャプテン、ロレンツォ・インシーニェの後を継ぐ一人とも目されている。

 

 

■苦戦するプリマヴェーラ、現在の順位を見る

 

(2月25日現在、)ナポリプリマヴェーラは現在8位に位置している。と言っても、これは1部での順位ではなく、2部(Primavera 2B)での順位であり、リーグ戦の構成は12チーム(2部は北部(A)と南部(B)の2リーグ構成となっているため、チーム数は少なくなっている)という中。試合数は最も多いチームより2試合少なく、更にはトップチームに選手が抜かれていってしまっている状況ではあるものの、(人によって見方は変わるだろうが)正直微妙な順位だと言えるのではないだろうか。2試合消化の多い首位ペスカーラとは13ポイント差と、追いすがるには厳しい位置にいる。ここまで3勝2分3敗と、セリエAで上位を争うチームの下部組織としては、物足りない結果だ(尚、念のために触れておくと、1部での首位はローマ、2位はユヴェントス)。直近のゲームでも、ペスカーラに敗れ、順位を上げられず。逆に、勝利したペスカーラは先にも触れた通り首位に浮上した。

苦戦するU-19のチーム。ここで、現在の指揮官について触れておきたいが、その前に、昨シーズンまでの指揮官についても触れておかねばなるまい。それが彼、ロベルト・バローニオである。

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真ん中はアンドレア・ピルロtuttojuve24.itより)

彼と言っても、この3名の内誰なのか?真ん中がご存知ピルロなら、元ナポリU-19の指揮官は写真の右側の人物、ロベルト・バローニオだ。バローニオは、ブレシアラツィオなど、国内のクラブを転々とした後、指導者キャリアをスタート。現在はユヴェントスコーチングスタッフとして働いているが、言うまでもなく、彼がナポリU-19のチームを混迷に巻き込んだ張本人である(と敢えて言いたい)。

ナポリU-19経由で、その後ユヴェントスに行ったのだから、敢えてここでは、雇い主のフロント陣営の失態は無視をする。バローニオ率いるU-19での成績は残念なモノだった。18-19シーズンこそ10位という中位で終わったモノの、翌シーズンは成績が振るわず1月に解任。奇しくもトップチームの指揮官交代と時期と完全に重なっているが、トップチームとは異なりそこから立て直すことができなかったナポリU-19は結局2部へと降格をした。

そして、現在指揮を執るのが、エマヌエル・カッショーネ知名度の高さではバローニオに劣る、過去はプロヴィンチャを転々としてきたキャリアを持つ、37歳だ。主に3バックを採用するカッショーネの下で、ナポリU-19は先にも述べたとおり、2部で(最多で2試合少ない中)8位。カッショーネ自身も「戻るべき位置に戻らないといけない」と語るとおり、1部に復帰することを目標に戦っている最中だ。

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カッショーネ(Transfermarktより)

37歳という年齢からも分かるとおり、コーチングキャリアは非常に浅く、過去に指揮したのは1チームのみ。どうやら過去に彼の父親がナポリコーチングスタッフだった経緯もあって、U-19を指揮することになっているようだが、果たしてこの選択がどう出るか。

 

 

プリマヴェーラに注目してみよう

さて、この企画の最後にはなるが、プリマヴェーラのハイライトを観るのもなかなか面白い。フルマッチはなかなか見れないが、YouTubeなどにはプリマヴェーラの試合が上がっている。例えば、ジュゼッペ・ダゴスティーノ(Giuseppe D’agosutino)は切れのあるドリブルを見せる攻撃的なプレイヤーで、今はチョッフィと共にトップチームに呼ばれているが、これからが楽しみだと思わせてくれる選手だ。トップチーム昇格を夢見て奮闘する下部組織の有望株を見つけ出し、そのキャリアを追ってみるのも面白いかもしれない。もっとも、ナポリは下部組織上がりの選手が極端に少ないのが悩みではあるが…。
もし次回プリマヴェーラについて書く時が来れば、下部組織上がりの選手がどれだけ少ないのか、調べてみようと思う。だが、イタリア語ができないので果たして次の機会はあるや否や…。

「ナポリらしいお付き合い」だが「らしくない内容」…ガットゥーゾが敗戦の弁

 

前半戦の折り返し(ユヴェントス戦は未消化)となる難敵エラス・ヴェローナとのゲームで、1-3と痛恨の敗戦。今季6敗目を喫した。18試合で1/3を黒星で終える計算であり、このような結果では、とてもじゃないが「スクデット」という言葉を口にすることすら上位勢に失礼だ。チャンピオンズ・リーグ(CL)出場権すら目の前から遠ざかりつつある。

 

内容に目を移してみると…、とてもじゃないが誉められたものではない。指揮官のジェンナーロ・ガットゥーゾは、ヴェローナ戦後の『Sky』のインタビューに対して次のように述べた。

 

「(ヴィクター・)オシメンと(ドリース・)メルテンスが戻ってきて嬉しいよ。今日はそこまで良くなかったが、それも普通の事だ。長い間プレーしてなかったんだからね。だが、チームとしては精神的に相手にいつも優位に立たせすぎだ。まるでプレゼントを贈っているかのようだ。」

 

「決断は監督がするものだ。だから勝てなければ私の責任となる。正しいゲームプランを持ちながらも自分達の手で難しくしてしまった。前半はほぼ思い通りにプレーでき、追加点を奪って試合を決めるチャンスもあったがモノにできなかった。後半はミスをし過ぎた。」

 

2点目を決めたアントニン・バラクに対してペナルティエリア深くまでの侵入を許したティエムイエ・バカヨコだが、元はと言えば彼の縦へのパスがインターセプトされたのがきっかけだ。

「2失点目?4対4の状況でボールを失った。それも相手が前向きの状況でだ。結果、相手にカウンターを許すこととなってしまった。今日のゲームではいつもとスタイルを変え、(マンツーマンで戦うヴェローナに対し、)あまり縦パスを打ち込まないように求めていた。だが、それを行った時に結果的にカウンターを浴びて失点する羽目となった。」

 

「今はシステムについて語るときではない。どうピッチをカバーし、どう点を決めるか、というところだ。」

 

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このように述べた指揮官だが、だんだんと彼の周囲も騒がしくなってきた。自分達より下の順位の(対戦相手とそのファンには申し訳ないが、勝利を求められる)トリノ、スペツィア、ウディネーゼヴェローナ戦において、苦戦続きで内容も芳しくない。上位勢との対戦がなかったここ6試合で、3勝1分2敗。はっきり言って物足りない結果だ。

 

順位表の一番上を争うミラノ勢にお付き合いする「ナポリらしさ」を発揮した、といえばそれまでだが、内容は全くもって「ナポリらしさ」の欠片もないスペシャルな連携を誇り、まだその面々(ピオトル・ジエリンスキ、マリオ・ルイ、ファウジ・グラム、ロレンツォ・インシーニェ)が一応は残っている左サイドはどうしてしまったのだろうか?今やナポリの希望が、独力のスピード突破を狙う、右のイルビング・ロサーノぐらいとなってしまったのは悲しい事だ。

 

決めきれない場面が目立つ(それこそスペツィア戦のような)展開であれば、「らしさ全開」で済ませられるが、今回の一戦は(ロサーノ頼りで)全くもってそうではなかった。

もはや「ナポリらしい」お付き合い、の言葉では済まされない内容に加え、精神的な部分のせいにする恒例の展開には嫌気が差してくる。

 

さて、未消化分があるとはいえ、この低調ぶりでは今後のカンピオナートの展開が心配だ。ラファエル・ベニテスの名前もちらほら囁かれるが、ここで解任に踏み切るのにはまだ早いだろうし、流石のデ・ラウレンティスでもそうはしないだろう。先のインタビューでは、「一丸となって取り組む」とも述べていた指揮官。精神面だけではない。崩れかけている内容面の再構築も求められる後半戦で、挽回はできるのだろうか、要注目だ。

マラドーナはナポリにとってどんな存在なのか?

 

ディエゴ・マラドーナがこの世を去ってから2週間が経過した。母国アルゼンチンは勿論、彼が黄金期を築き上げたナポリでも、多くのファンによる悲しみの炎がサン・パオロの周りを囲み、他にも街中では所々で彼を追悼する人がいたようだ。

これにより、サン・パオロは正式に「スタディオ・ディエゴ・アルマンドマラドーナ」へと改名。天国へ旅立ったマラドーナの居場所のひとつとなるだろう。

 

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マラドーナ死去直後のサン・パオロ。これだけの人数が1人の選手の死去後に集まることなど、日本では容易に想像しにくい(ナポリ公式より)

 

ナポリアイデンティティとして

話は変わるが、「サッカーキング」の公式YouTubeチャンネルにて、DAZNセリエAの実況を務める北川義隆さんがこんなことを言っていた。

「ローマ人の、ローマ人による、ローマ人ためのローマを見たい!!」

この方が熱狂的なロマニスタであるという事は、多くの人が知っているかと思うが、この発言はローマというクラブのアイデンティティに関わることでもある。僕はロマニスタではないし、ASローマというクラブについて知っていることも多くはないが、僕の知る限りでは、引退してしまったフランチェスコ・トッティダニエレ・デ・ロッシ、現役では(レンタルでチームを離れているが)アレッサンドロ・フロレンツィやロレンツォ・ペッレグリーニといったローマ出身選手がチームを背負ってきたし、北川さんの考えでは背負っていくべきなのだろう。そして、そのようなローマっ子が看板選手となったローマなら、良い時でも悪い時でも応援できる、というようなこともその動画では語られていた。

そして、今のナポリだ。良い時も悪い時も応援できるチームか、というと、まあそれは人それぞれだろう。「悪い時」の中には、例えば昨シーズンのカルロ・アンチェロッティ政権末期のような長く続いた苦しい日々もあるし、マウリツィオ・サッリ政権最後の急転直下のフィオレンティーナ戦のような瞬間もある。ただ、(これはあくまで個人的な感覚だが)前者の時はナポリを応援する人が減っていた、と感じる。それもそうだ。勝てないチームを観るのは正直たまらなく苦痛だし、応援する者も減るだろう。それが(地理的な意味で)ナポリという土地への愛着が薄い日本人なら尚更だ。

だが、同じような「悪い」瞬間でも、マラドーナが亡くなった直後はどうだったか。ナポリの選手達は勿論、現地ナポリのファンも、そして僕ら日本人も、必死になって彼を弔うための勝利を捧げようと頑張っていたはずだ。HNKリエカ(クロアチア)とのヨーロッパ・リーグ(EL)、ローマとのカンピオナートの戦い、どちらもだ。日本人サポーターの中にも放映権がないELを「この試合ばかりは!」と頑張って見て応援しようとする人をTwitter上で見かけたし、日本時間明朝のローマ戦も、マラドーナ仕様のユニフォームということもあってか、見なければと使命感に駆られた人も多かったのではないだろうか。

ある意味、マラドーナナポリというチームの象徴となり、アイデンティティになっていた瞬間でもある。さらにそこでの、サン・パオロ改名劇だ。スタディオ・ディエゴ・アルマンドマラドーナ」という舞台で戦い続ける限り、マラドーナはチームの傍にいて、彼を象徴として、彼の下で、ナポリは戦い続けるだろう

 

 

■文字どおり「永久」となったマラドーナ


マラドーナナポリアイデンティティとなったことで、永久欠番の「10」は、真の意味で永久になることが、おそらく確定した。これまで、ナポリスクデットを取れば、ナポリっ子のロレンツォ・インシーニェがその「10」を受け継ぐ事になるのではないか、という噂がまことしやかに囁かれていたこともあった。しかし、スクデットが実現したとしても、「10」を受け継ぐことは実現しないはずだ。マラドーナナポリにとって永久の存在だからだ。これからもホームゲームではチームを見守り続けるだろうし、それは、かつてのエセキエル・ラベッシやインシーニェがしばしばそうであった、マラドーナとの比較論も消え失せていく流れにもなるだろう。もはやマラドーナは比較されるような対象ではないのだ。「永久」の存在であり、その存在に対して、誰かと比較するのも皆はばかられるのではないだろうか。

 

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マラドーナのために作られた4thユニフォームを身にまとうインシーニェ(ナポリ公式より)

 

■もっと知りたい

面白いのが、別にナポリ出身でもないマラドーナが、この瞬間において、そして今後も長らくの間、ナポリにとってのアイデンティティとしてあり続けるだろうという流れだ。イタリアが一つの国家として統一されてから200年も経過していないが、それから(カルチョの世界では)マラドーナの時代を経て今までにおいて、イタリアの南北問題とは無縁ではない。むしろ、熱狂的なファンを中心としたナポリ市民にとって、その問題もしつこく絡まったからこそ、存命中からマラドーナは敬意を抱かれる存在になっている。少なくとも僕が読んだ本や、マラドーナ死去直後に出された幾つかの記事にはそう書いてあったし、今でも(厳密にいえばコロナ禍以前)ナポリに対する地域差別チャントが続いている現状がある。日本生まれ日本育ちで、しかも現地にすら行ったこともない僕なんかが言うには大変おこがましい話だが、そういったことも勉強していくことで、プレーだけではないマラドーナの凄み、サン・パオロを僅か2週間弱で改名させる(しかも自身の名前に)彼の偉大さ、この世から去ったにもかかわらずファンもろともナポリをまとめるカリスマ性などを理解できるのではないだろうか。

余談だが、そういったことも踏まえた上で、ナポリスクデットを取った直後の1990年のイタリア・ワールドカップ。僕は勿論生まれていないわけだが、あの試合を観たかったとは思わずにはいられない。サン・パオロでの準決勝、イタリア対アルゼンチン。どんな雰囲気だったのだろうか。「もっと昔の時代に生まれたかった!」なんて余程のことがない限り思いやしないが、そう思わせるだけの雰囲気がありそうなゲームだ。「政治とスポーツは関係ない」なんて言葉をよく耳にするが、そうではないカルチョでもあった時代において、マラドーナはどんな存在だったのだろうか。

 

 

■最後に

マラドーナがまるで神のように扱われるこの文章が何か宗教じみたモノになっているかのようで、読んだ方々の反応に一抹の不安を覚えるが、アルゼンチンにはどうやら「マラドーナ教」なるモノがあるようだ。今回ばかりは許してほしい

この文章の序盤において、「アイデンティティ」という言葉をしきりに使ったが、なんだか書いていくうちに、それだけではないような気もしてきた。タイトルにも書いたが、マラドーナナポリにとってどんな存在なのか?」きっと定義のしようがないのだろう。強いて言うならば、定義のしようがないほどの存在なのかもしれない(盛大なタイトルを書いておいて、結局分からず仕舞いで恐縮だ)。

 

さて、僕がこの記事をあげる直前(約5時間前)には、スポーツ雑誌『Number』Web版にて、同様に(とはいえクオリティ等は遥かかなた上を行く)ナポリマラドーナに関する記事が掲載されていたので、以下に置いておこう。

number.bunshun.jp

今シーズンのナポリに目を移してみると、ジェンナーロ・ガットゥーゾ体制2年目、ここまで奮闘していると言えるだろう。ピオトル・ジエリンスキやインシーニェらが離脱しつつ、更にはユヴェントス戦の不戦敗がありながらも今の順位(12月9日時点で3位)は悪くない。

例の『Number』の記事の最後部分を引用させて頂くが、ガットゥーゾに対してマラドーナはこう言っていたようだ。

「私にとって何よりの誇りは、ナポリでプレーしたこと、ナポリの選手だったことだ。チームはおまえのものだ。思うままにやるがいい。私はいつもナポリを見守っている」

この言葉を受けた指揮官、選手、それだけではない、応援するファンもどうリアクションしていくのか、非常に楽しみだ。ナポリのホームスタジアムでは文字どおり、マラドーナが、その魂を受け継ぐチームを見守っているはずだ。

ローマに完勝したナポリ、大きな意味を持つ1勝

 

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試合開始前の黙祷(ナポリ公式より)


ディエゴ・マラドーナ追悼試合
となったローマとの1戦だが、ナポリはそれ以上の意味を持つ1勝を手にしたことだろう。ロレンツォ・インシーニェ直接フリーキックからのゴールを皮切りに、後半にはファビアン・ルイスドリース・メルテンス、マッテオ・ポリターノが加点。最終的には4-0という大差で試合をモノにした。ナポリにとってこの試合のキーとなったのは、やはりシステムを4-3-3に変更したことだメルテンスを頂点に、インシーニェを左ワイド、イルビング・ロサーノを右ワイドに配したこの布陣は、昨シーズンのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督就任以降不変(この時の右ワイドはホセ・マリア・カジェホン)であって、今シーズンの開幕戦もこのシステムで挑んでいる。その後、4-2-3-1でアタランタジェノアを相手に大勝を収めたことから、めっきり使われなくなっていた4-3-3だが、ヴィクター・オシメンとティエムイエ・バカヨコ不在という事もあって再採用。そして、代わりに起用された2人の選手が、自身の価値を改めて証明した結果にもなった。

 

 

■2人の選手

1人目はディエゴ・デンメ。運命なのか、マラドーナと同じ名を両親に授けられてナポリにやってきた彼は、この試合では中盤の底に位置し、攻撃の組み立て役を担った。2ボランチ時にファビアン・ルイスが担う役割を引き受けたわけだが、シンプルかつテンポのいい捌きでチームに貢献。守備時に2ライン間に割って入るローマ攻撃陣を睨む役割に加え、サイドバックが高い位置を取った時のカバー役としても機能。それだけではなく、インサイドハーフの2名も後ろにデンメがいる分、(当たり前だが)高めの位置を取ることができた。ファビアン・ルイスがバイタル付近で放ったシュートにより得点を記録していることからも、それは明らかになっている。

2人目はピオトル・ジエリンスキ。ファビアン・ルイスと共にインサイドハーフを任された。中盤からでも推進力のあるドリブルで相手を剥がせる能力は圧巻。とはいえ、この能力もデンメのサポートがあり、やや高めの位置でボールを受け取れるからこそ十分に機能していた。左から内に寄ってくるインシーニェ、前線を動くメルテンスとの相性は、相も変わらず良好で、相手の2ライン間を自由自在に移動。改めて見ても、攻撃の核として欠かせぬ存在に見えた。

 

 

■指揮官、今後はどちらを採用するか

4-2-3-1では、オシメンの動きによって出来るスペースを2列目の3人が飛び込み、突く形で戦っていたが、4-3-3においても、インサイドハーフの動き次第では十分に機能することがやはり明らかになったように映った。ファビアン・ルイスの2点目にしろ、3点目の起点となったエリーフ・エルマスのミドルシュートにしろ、相手ディフェンダーと中盤の間を攻略して生まれたものだ。ジエリンスキもこのスペースを動き回るのに最適な選手であることは、過去数シーズンから証明済みだ。

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2点目を決めたファビアン・ルイスナポリ公式より)


当のジエリンスキについて、ガットゥーゾはSkyのインタビューで次のように述べている。

「ジエリンスキは我々のベストプレイヤーの1人だ。しかし、彼はCOVIDにかかっていて、しばらくの間通常に戻るまで苦労していた。今は元に戻ったように映るよ。彼はテクニック、フィジカル、インテリジェンスのいずれも併せ持っており、本当に素晴らしいプレイヤーになるために必要なものをすべて持っている。」

愛弟子のバカヨコを寵愛しているガットゥーゾだが、こうも上手く4-3-3が機能すると、その選択にも迷いが生じそうだ。リーチではバカヨコに劣っても球際に厳しいデンメを起用することで、守備面は格段に安定するのは昨季に証明済みであり、指揮官の選択次第では勝敗に直結することになりかねないだろう。

 

奇しくもマラドーナのために戦った日、ナポリはもう一つの選択肢を再確認するに至ったわけだが、マラドーナの魂を受け継ぐにふさわしいチームであるために、ガットゥーゾは贅沢な悩みではありつつも、難しい舵取りを強いられそうだ

サッスオーロにしてやられたナポリ、妥当な敗戦

 

サッスオーロに0-2の敗北を喫したナポリだが、ロベルト・デ・ゼルビ率いるこのチームは、序盤とはいえ2位と3位が対するビッグゲームにて、やはり良いパフォーマンスを見せてきた。ここ数年の間、攻撃的な姿勢を見せている彼らだが、今節も現在得点数でリーグトップを行く数字が示すとおり、その恩恵をまざまざと見せつけた。ドメニコ・ベラルディ、フランチェスコ・カプート、フィリップ・ジュリチッチという主力を欠く中のゲームだったが、ナポリは完敗。相手の攻撃を寸断した後のカウンターは威力を発揮したナポリだったが、後半のショートパスを組み合わせた攻撃も含め、得点を奪うことはできず。この試合では半分以上の場面でサッスオーロに主導権を握られた

 

今回はこのゲーム展開について、イタリアの『UltimoUomo』が解説していたので、それ翻訳し、振り返っていこう(一部省略(諦めたから)&Morotti加筆あり)。


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デ・ゼルビはこの試合、3人の攻撃陣を欠きつつもそれを補い、かつ、ジェンナーロ・ガットゥーゾナポリが敷く4-2-3-1に対抗するという2つの難題を達成しようとゲームプランを構築した。カール・アイハンを右SB、ロジェーリオを左SBに置く4-2-3-1で守備時のシステムを組んだものの、ポゼッション時は、アイハンが中央に寄り、ロジェーリオが1個前進するという3-4-2-1にシフト。

 

ナポリは、ビルドアップの段階から綿密なチームを相手にしようとする際、縦パスを通さないようにしながらもチームの重心を上げて、更には相手のバックパスにも素早く反応し、プレッシャーをかけようとする。確かに今回、この作戦は数回当たり、チャンスを作ることに成功した。ヴィクター・オシメンの決定機がアンドレア・コンシーリに阻まれなければ、ゲームがどうなっていたかは分からない。

 

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決定機を逃したオシメン(写真はAZ戦のモノ)(ナポリ公式より)

 

だがサッスオーロもこれに対抗。メルト・ミュルドゥーとロジェーリオを両ワイドに配し、マヌエル・ロカテッリとマキシム・ロペスよりも高い位置に置く。更にはジェレミー・ボガとハメドジュニオール・トラオレをライン間に回し、ナポリのドイスボランチの背後を動き回らせた。これは、先程記した3-4-2-1よりも、実質的には3-2-4-1に近い事を意味している。これによって、サッスオーロのDF3枚に対してナポリFW陣は2枚。数的優位となったCBや、時にはボランチ2枚から良質な縦パスをライン間のボガやトラオレらに送り込み、スピードアップをする場面が多く見られた。特にロカテッリに関してはこのゲーム最多のパス本数を記録し(88本)、(守備面も含め)見事なパフォーマンスを披露した。

 

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サッスオーロの「3-2-4-1」(UltimoUomoより)

 

更には、奇しくも前ナポリのヴラド・キリケシュも重要な働きをする。低い位置で追い込まれかけた時や自チームのゴールキックの際は、脇の2枚のCB(右のアイハン、左のフェラーリ)よりも高めの位置を取り、ナポリの2枚のFW(オシメンとドリース・メルテンス)のマークから外れる。この組み立てでキリケシュにボールが渡ること自体は多くはなかったが、得意(なのか?)の攻撃性能を活かし、ボールを運ぶ場面も見られた。

 

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キリケシュのポジショニング(UltimoUomoより)


センターラインにジュリチッチとカプートというチームの核を欠きつつも、ここまでのコントロールを見せることができた要因として、もう一人のキープレイヤーであるロカテッリの横に置かれたM.ロペスの貢献も見逃せない。ネガティヴ・トランジションの際に問題となりがちな欠点もあるこのフランス人MFだが、サッスオーロとしてはポゼッションの時間と質を上げることで、そのリスクも極力下げた。

 

とはいえ、サッスオーロも完璧だったわけではない。ボガのコンディションはそこまで万全ではなかったし、右の高めの位置(3-2-4-1の右ワイド)に置かれたミュルドゥーは、長い距離のランニングの質は低かった。逆サイドのロジェーリオが効果的だったのとは対照的だ。右サイドはやや危機に瀕しており、デ・ゼルビのこれらの戦略が凶と出る可能性もあった。だが、三角形を作り、近い距離で上手くパス回しをするなど、効果的に組み立てることが出来ていたのもまた事実だ。

 

一方のナポリサッスオーロの攻撃に対応するのに精一杯だったか、やや不正確な場面も見られた。また、デ・ゼルビは守備時の重心を低く設定し、オシメンの動き回るスペースを限定。それによってメルテンスがラインかンで効果的にボールを受けとる事が出来る機会も減少。実際、デ・ゼルビは試合後、オシメンに対してDFラインを高くしすぎないようにしたと告白している。サッスオーロは、ナポリの攻撃に対して注文通りのディフェンスを見せたと言って良いだろう。

 

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重心を低めに設定し、コンパクトなサッスオーロ(UltimoUomoより)


ナポリはオシメンとメルテンスのタンデムで優位性を産み出せず、イルビング・ロサーノとマッテオ・ポリターノの出来も今一つで、大きな危険になることはなかった。また、右のミュルドゥーは、ブロックを形成する際(上の写真でもわかるとおり)、時には5バックを形成するほどラインを下げ、スペースを埋めることに専念。エルセイド・ヒサイとロサーノのコンビでは、この位置の攻略が出来ず仕舞いとなり、ワイドに開いて幅をとるヒサイにしろ、その隙をついて内で受けようとするロサーノにしろ、単に技術的な面で限界が見えそうな展開でもあった。また、メルテンスが左から飛び込む形でチャンスを作ったが、それも生かせず。いわゆる「ナポリの十八番」の逆サイドパターンだったが、枠に収め切れなかった。

 

この試合は、サッスオーロのビルドアップに対してナポリが効果的にプレスをかけ、カウンターで仕留められるかどうかがキーだったはずだ。ゲーム序盤は上手くハメる事も出来ていたナポリだったが、サッスオーロは一枚上手だった。スペースを見つけるのが上手く、ガットゥーゾにとっては失望の一戦となったに違いない。2失点が、結果的には微妙な判定でのPKと、主審に抗議している間にM.ロペスにしてやられたカウンターで、流れから崩された形からのモノはなかったとは言ってもだ。守備面ではなんとか上手く戦えていたが、攻撃面でのインパクトに欠け、カウンターでも決定機を逸する場面が目立った。

 

アタランタ戦で素晴らしい勝利をあげたのと比べれば、その出来は尚更悪く映る。あのゲームのようにハイプレスをかける相手に対しては、このゲームとは逆に、オシメンに広大なスペースが与えられ、それに伴い2列目の動きも活性化するはずで、特にロサーノはその恩恵を最も受けている。ここまで4ゴールをあげ、インパクトを残している。だが、相手に引かれたときに崩しきる手札に乏しいのが、今のナポリの弱みだ。

 

サッスオーロにとっては、自分達の価値を示したゲームであることに間違いはない。このまま上位戦線に残り続けられるほど甘くはないだろうが、少なくともトップグループに対抗できるだけの実力は持っているだろう。一方のナポリ。数年前自分達が行っていたようなゲーム展開をされて、冷水を浴びせられた形だ。だが、今後はピオトル・ジエリンスキも本格的に起用できるようになり、更にはロレンツォ・インシーニェは早くもグループ練習に復帰した。ここまで初戦を除いて4-2-3-1で戦うガットゥーゾだが、昨季機能させた4-3-3へのシステム変更の判断に加えて、ポゼッションの質とクリエイティビディを格段に上げる2人の良さをどう生かしていくのか、要注目。引いた相手を崩すに至らない、という課題を解決できる糸口を、今のナポリで、共に左サイドで長くプレーしてきた彼らなら引き出せるはずだ。

 

 

アラン:「スクデットを獲得できなかったのは、今でも辛い」

 

この夏ナポリからエヴァートンに移籍したアランナポリで出場機会を失いかけていた最中、恩師カルロ・アンチェロッティの求めに応じた形での移籍だった。本拠地グディンソン・パークで5年間プレーする契約を交わしたアランだが、この度エヴァートンの公式サイトナポリでの過去についてを語っている。

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ナポリ時代のアラン(ナポリ公式より)

 

 「ナポリで過ごした5年間は素晴らしいモノで、その機会を与えてくれた(アウレリオ・デ・ラウレンティス)会長には感謝している。そして僕に愛情を持ってくれたファンにもだ。」

「サッリの下では、僕らプレイヤーはボールをどうするべきか正確に分かっていたし、そしてピッチ上で互いを見つけられる場所も分かっていた。僕らは……、何と言えば良いかな…。いつもチームメイトがどこにいるのか常に知っていたんだ。僕らは調和している、という言葉以上に調和していたんだ。サッリの下では、個人としてもチームとしても、ファンタスティックな3年を過ごさせてもらったよ。皆が僕らのフットボールを称賛し、ナポリのゲームを観るのを楽しみにしてくれた。」

スクデットを獲得できなかったのは、今でも辛い。それがあのチームに残されている傷でもある。あの(17-18)シーズンは素晴らしい時を過ごし、全てが可能だったが、残念ながらそれでも十分ではなかった。ナポリのファン達はイタリアでチャンピオンになるのを長い間待っていて、そのタイトルに値していた存在だ。情熱もあったし、スクデットを勝ち取る正しい時ではあったが、上手くいかなかった。いかんともし難い悲劇だったけど……、それでも顔を上げてシーズンは終えたよ。」

 

また、昨シーズン途中での合宿騒動についても触れている。カンピオナートでローマに敗れ(1-2)、その次にチャンピオンズ・リーグ(CL)のザルツブルク戦を控える中での騒動だったが、アランにとっては、やはり難しい時期を過ごしていたようだ。

「僕らはいくつかのゲームを落とし、様々な議論が生まれ、難しい時間だった。それでも、ナポリで過ごした5年間においては、それはほんの僅かな瞬間だ。ああいったことが起きて、僕はそれから学んだこともあるし、今では苛立ちなんて何も感じていないよ。」

 

ナポリでは公式戦で通算212試合に出場し、類稀なるボール奪取能力と抜群のスタミナを武器に、チームを支え続けてくれたアラン。ナポリでの5年間は、彼にとっては素晴らしい経験だったようだ。惜しむらくは、スクデットを獲得できなかったことだろうが、現在好調の新天地エヴァートンで、更なるタイトルを獲得することを願っている。

 

【20-21シーズン】ナポリ 選手紹介

 

メルカートも終わり、陣容が出揃った各チームにおいて、ナポリの「補強採点」は、イタリア各紙において軒並み高得点。確かに、放出を完了させられなかった選手は幾人かいたものの、新戦力と既存戦力の融合はここまで悪くないように映る。
今回はそのナポリの面々を紹介していくという毎年恒例の企画。ただし、縛りとして「100文字(最終読点込みで101文字の場合有)」で行ってみた。どこぞの選手名鑑に対抗している、などとは言わないが、おそらくは紹介文の質では負けていないと自負している(したい)ので、ぜひご覧いただきたい。尚、紹介分の前には、■国籍、■所属年数、■昨シーズンの成績、を載せている。これは完全に某雑誌のパクリであるが、お許し願いたい。
(写真は全てナポリ公式より)

 
 

GK/#1 /アレックス・メレト

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■イタリア代表
■3年目
■22試合/0得点

手足の長さを生かしたセービングが武器で、反射神経も抜群。昨季はコッパ・イタリア決勝でチームを優勝に導くPKストップを披露するなど、ビッグセーブも多い。正GK争いに勝つためには、足元の技術向上が必須だ。

 

 

GK/#16/ニキータ・コンティー

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■イタリア
■1年目
■32試合/44失点(ヴィルトス・エンテッラ)

プリマ出身の24歳。レンタル先では過去3シーズン連続で30試合以上ゴールマウスを守った。ベニテス時代には何度かトップチームに召集を受けており、影のチーム古参組。オフには2025年までの契約延長にサイン。

 

 

GK/#25/ダビド・オスピナ

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■コロンビア代表
■3年目
■17試合/0得点

メレトからスタメンを奪うなど、ベテランの意地を見せた昨季だが、今季は再び横一線からスタート。とはいえ控えに置かれても文句は口外せず、プレーも一流。怪我こそ多めだが、プロフェッショナルの鏡といえる存在だ。

 

DF/#2/ケヴィン・マルクィ

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■モロッコ代表
■3年目
■4試合/0得点

靭帯断裂の怪我を乗り越えるも、前途多難。開幕2試合はベンチ入りも出来なかった。攻撃面で有用だが、人数が揃う右SBの定位置確保は容易ではない。ナポリが追っていたヴェレトゥとは、サンテティエンヌ時代の同僚。

 

DF/#6/マリオ・ルイ

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ポルトガル代表
■4年目
■24試合/0得点

守備の安定感はやや高まり、攻撃面では前線の選手との連携もグッド。だが、ややラフなプレーが目立ち、カードを貰うこともしばしば。ある意味でチームの鍵を握っている男だ。指揮官による「マリオ!」の大声は要注目。

 

 

DF/#19/ニコラ・マクシモヴィッチ

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セルビア代表
■5年目
■22試合/1得点

立場的には第3のCBだが、マノラスとクリバリ、どちらと組ませても連携面は良好で、冷静さもある。この両者からレギュラーを奪ってもおかしくない出来を、昨季は披露した。今時珍しく、一切のSNSも扱っていない。

 

 

DF/#22/ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ

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■イタリア代表
■2年目
■33試合/3得点

公式戦46試合に出場した昨季の出来はチーム屈指で、タイミングの良い攻め上がりとタフな守備、絶え間ない上下動でチームに貢献。ヒサイに欠ける安定感がある。キャリア当初はFWでプレーし、愛称は「バティゴル」。

 

 

DF/#23/エルセイド・ヒサイ

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アルバニア代表
■6年目
■20試合/1得点

現指揮官就任により、失っていた出場機会を取り戻しつつあるアルバニア代表のキャプテン。対人守備の安定さが光るが、ネックは攻撃面。クロスのバリエーション、攻め上がるタイミング、いずれももう一歩伸ばしたい。

 

 

DF/#26/カリドゥ・クリバリ

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セネガル代表
■7年目
■25試合/0得点

ナポリでワールドクラスに登り詰め、愛着を示す街とクラブに今季も残留。パワー、スピード、足元の技術を備え、稀に出るポカを差し引いても、十分過ぎるお釣りが返って来る。前線への「お出かけ」も見物。愛称はK2。

 

 

DF/#31/ファウジ・グラム

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アルジェリア代表
■8年目
■9試合/0得点

怪我さえなければと悔やんでも、過去の姿は戻っては来ない。そんな中でも契約最終年を迎えたが、往年のプレーを見せてほしいところ。正確なクロスは健在で、前のインシーニェ、横のクリバリとの連携は大きな強みだ。

 

 

DF/#33/アミール・ラフマニ

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コソヴォ代表
■1年目(←エラス・ヴェローナ)
■36試合/0得点(エラス・ヴェローナ

昨季はクンブラらと共に3バックで守備を固め、ヴェローナの躍進に貢献。4バックには「代表を含め、何度もプレーしているから適応できる」と発言し、更にはSBの経験もある。対人戦と時折見せる攻め上がりは注目だ。

 

 

DF/#44/コスタス・マノラス

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ギリシャ代表
■2年目
■26試合/4得点

ケガが多かった昨季の雪辱を期するCB。クリバリと組む回数はまだ多くなく、連携を深められるか要注目。互いの個の力は噛み合うや否か。試合開始前のイレブンのフォト撮影では、毎回後列の向かって最も左側に立つ。

 

 

MF/#4/ディエゴ・デンメ

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■ドイツ
■2年目
■15試合/1得点

3枚の中盤を採用した指揮官により、一躍キーパーソンとなった「新たなディエゴ」。細部まで気が利く守備時のポジショニングは絶品で、フィルター役には欠かせない。オフにはバイエルンのキミッヒが彼の元を訪れた。

 

 

MF/#5/ティエムイエ・バカヨコ

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■フランス
■1年目(←チェルシー
■20試合/1得点(モナコ

ミラン復帰も噂されたが、そのミラン時代に仕えた指揮官の配下にドライローンで加わった。実質的にはアランの代役で、体格にモノを言わせた守備能力は抜群。パスも散らせる。フランス系の多いクラブで再び輝けるか。

 

 

MF/#7/エリーフ・エルマス

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北マケドニア代表
■2年目
■26試合/1得点

初の4大リーグ挑戦ながら、指揮官の好評価を勝ち取った若手MF。お調子者で、昨季は代表ウィーク中にクラブの箝口令に従わず罰金を喰らう。だがプレー面では冷静さも備え、与えられた新背番号に相応しい活躍に期待だ。

 

 

MF/#8/ファビアン・ルイス

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■スペイン代表
■3年目
■33試合/3得点

スペイン2強を始めとしたメガクラブが関心を寄せる大型MF。今やスペイン代表の常連だが、昨季のナポリでの活躍ぶりには合格点は与えられない。アランが抜けた中盤のクオリティを維持できるかどうかは、彼次第だ。

 

 

MF/#20/ピオトル・ジエリンスキ

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ポーランド代表
■5年目
■37試合/2得点

使うも良し、使われるも良しの万能型MF。それだけではなく、推進力のあるドリブルも魅力だ。殻を突き破った今は絶対的な主軸となり、今シーズンはフル稼働が求められる。オフには2024年までの新契約を締結した。

 

 

MF/#68/スタニスラフ・ロボツカ

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■スロヴァキア代表
■2年目
■14試合/0得点

オランダ、デンマーク、スペインを渡り歩いた過去を持つハムシクの同胞。運ぶドリブルと正確なパスが武器だ。出場機会は多くないが、試合に出さえすれば目を見張るプレーをする。インスタでは子煩悩な様子を度々投稿。

 

 

FW/#9/ヴィクター・オシメン

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■ナイジェリア代表
■1年目(←LOSCリール)
■27試合/13得点(LOSCリール

クラブ史上最高額で加わり、早速インパクトを残す新エース。圧倒的なスピードと嗅覚を武器にリールで活躍し、自身のアイドルでもあるドログバとプレーが類似。幼い頃は、水や果物を路上で売って生活費を稼いでいた。

 

 

FW/#11/イルビング・ロサーノ

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■メキシコ代表
■2年目
■26試合/4得点

期待以下の出来だった昨季とは見違える滑り出しを果たし、カジェホンの後釜として期待が集まる。オフザボールの動きとサイドを疾走するスピードは、他選手にはない武器だ。愛称は「チュッキー」で、ホラー映画が由来。

 

 

FW/#14/ドリース・メルテンス

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■ベルギー代表
■8年目
■31試合/9得点

ハムシクのクラブ最多得点記録を更新し、その直後には契約延長。一連の流れにファンは大いに歓喜した。それほどまでに重要なナポリのアイドル。オシメンとポジションを争うが、トップ下起用で彼と共存のオプションも。

 

 

FW/#21/マッテオ・ポリターノ

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■イタリア
■2年目
■15試合/2得点

右ウィングを主戦場とするドリブラーで、武器はカットインからの左足。同ポジションの補強を敢行しなかった今季は、ロサーノとの競争が待ち受けるが、現状は劣勢だ。オフには背中に入れたヒョウ柄のタトゥーが話題に。

 

 

FW/#24/ロレンツォ・インシーニェ

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■イタリア代表
■10年目
■37試合/8得点

ハムシクから腕章を受け継ぎ、その佇まいにも身長に似合わぬ貫禄が出てきたナポリっ子。逆サイドの相棒カジェホンが抜け、ナポリの十八番が見られる機会が激減しそうな今シーズン。個の打開力に期待したいところだ。

 

 

FW/#37/アンドレア・ペターニャ

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■イタリア
■1年目(←SPAL)
■36試合/12得点(SPAL)

若き日にアタランタで名を上げ、そこからSPALでの2年間で成長曲線を描いた。コロナ陽性で出遅れたものの、ミリクやジョレンテに代わるポストプレイヤーとして重宝するだろう。左利きだが、右足も器用に使える。

 

 

その他の選手

○FW/フェルナンド・ジョレンテ
○FW/アルカディウシュ・ミリク

影でチームを支え続けたカルネジス、ナポリGK陣を語る

 

ナポリで過ごした2年間は忘れられないものになったよ。素晴らしい経験をした。(コッパ・イタリアの)カップを掲げたあの時は、忘れられない瞬間だ。」

 

オレスティス・カルネジスは、『Radio Mart』のインタビューに対し、このように語っている(今回は、この放送を切り取った『CALCIO NAPOLI 1926』を引用)。

このギリシャ人GKは、ダビド・オスピナとアレックス・メレトの控えであることを受け入れ、2年間ナポリに忠誠を尽くしてくれた、実力、経験、人格的にも素晴らしい選手だった。

35歳となった彼は、この夏、フランスのLOSCリールに移籍することとなった。イタリアだけではなく、イングランドギリシャでの豊富な経験を生かし、新天地でも頑張ってほしいところではあるが、『Radio Marte』では、他にも興味深いことを語っていたので、以下でお伝えしよう。

 

「第3GKには、豊富な経験が必要であることは皆知っているだろうし、チームでの振る舞い方もだ。

ナポリに来る時には、僕は既に自分の役割がどういったモノなのか、既に分かっていたよ。(ナポリのGKコーチである)アレッサンドロ・ニスタが僕を納得させたんだ。彼が今のナポリのGK事情を説明してくれた。ギリシャの代表チームや、クラブチームではレギュラーとしてプレーしていたけど、受け入れたよ。ナポリでプレーできるのは僕にとって誇りでもあったし、世界中に名の知れたチームだったからね。僕の役割はとにかく、いつでも試合に出れる準備をしておくことだったよ。」

 

「当初の考えでは、僕はメレトに次ぐGKだった。ところが状況が一変してね。最初のトレーニングでメレトが負傷し、すぐにチームはオスピナを獲得したんだ。瞬間的に信頼できるGKを獲得するなんて簡単なことじゃないはずだ。

3日に1回の試合をこなすナポリのようなチームでは、落ち着いた環境であり続けることが重要だ。オスピナはこの観点で考えると、チームにとって大切な選手だった。彼は当初、自分と同じようにリザーブからのスタートを受け入れていたんだからね。代表ではレギュラーであるにも関わらずだよ。」

 

ガットゥーゾは今、オスピナの方を好んでいるよね。なぜなら彼は、後方からアクションを起こしていきたいと考えているからだよ。オスピナは、そのパーソナリティ的に考えてもフィットしていると思う。メレトも足元はいいとは思うが、成長していくには時間が必要だ。どんなGKでも、成長には時間がかかるものだ。」

 

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LOSCリールへの移籍が決まったカルネジス(ナポリ公式より)

 

このように語ってくれたカルネジス。最後には、ナポリ加入が噂される、アーセナルソクラティス・パパスタソプーロスについても述べている。ギリシャ代表で共にプレーしてきた盟友だ。

 

「ソクラティスに関しては随分と長いこと知っているが、素晴らしい選手だよ。とても素早く、テクニックもある。彼はイタリアとドイツ、イングランド、それにギリシャの代表で素晴らしいキャリアを築いてきた。素晴らしい経験を持つ選手は、ナポリを助けてくれるだろうね。」

 

 

カジェホン去りしナポリ、新しいチームへ

 

「残念だが、今日から僕たちの道は別々のモノとなる」。

 

カピターノ、ロレンツォ・インシーニェInstagramで投稿した写真に添えられた、最初の一文だ。

 

遂にこのときが訪れた。ホセ・マリア・カジェホンレアル・マドリーからナポリに渡って7年間、サン・パオロのピッチ上で縦横無尽に駆け回り、一切の怪我もせず、いつどんな時もナポリのために戦ってくれたこのスペイン人は、ナポリを離れることになった。

 

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7年所属したナポリを去ったカジェホン

 

ナポリ加入以前、華やかなレアル・マドリーにおいて、カジェホンはいわば脇役としてその価値を証明してきた。ジョゼ・モウリーニョから重宝され、クリスティアーノ・ロナウドや、それこそ今では憎きゴンサロ・イグアインのような名だたるビッグネームが揃う中においてである。

そんなカジェホンナポリが出会ったのは、今から7年も前の話だ。同じスペイン人のラファエル・ベニテス就任を機に、初めて国外でプレーをすることとなった。与えられた背番号は「7」。かのエディンソン・カバーニが背負った番号だ。ナポリの期待を一身に背負ってきたアイドルの後を継ぐというのは、簡単なことではなかったと想像できると同時に、カジェホンにその背番号が渡ったという事は、いわば「新しいナポリ」が始まったことも意味したのであった。それこそ、ポジション柄カバーニの後釜となったイグアインらと共に、である。

事実、ベニテス就任によって、カウンター主体だったワルテル・マッツァーリ時代から戦術が変更。現在のようなポゼッション型のチームへと舵を切ることになる。

 

そして、そのポゼッション主体のチームで、カジェホンは7年間主力であり続けた。ベニテスに始まり、マウリツィオ・サッリ、カルロ・アンチェロッティは絶対的な主軸として重宝し、現在のジェンナーロ・ガットゥーゾになってからはややターンオーバーが増えたものの、それでもレギュラーポジションは変わらなかった。

 

ナポリを見ていない多くの人からすれば、必ずしもカジェホンは、チームの主役の1人だったとは映らないかもしれない。バンディエラだったマレク・ハムシク、アイドルのドリース・メルテンスナポリ生え抜きのインシーニェといったタレント達は、そのプレースタイルからもメディア映えし、注目を浴びる存在だったからだ。

カジェホンはメディアの前で多くを語らなかった印象もあり、更には今ではどの選手も使っているSNS(InstagramTwitter)の更新も皆無。プレースタイル的にも、前述した選手達のような、華やかなボール捌きを武器とするような選手ではなかった。

 

だが、ナポリを応援し続けている人たちは皆分かっているはずだ。カジェホンがこのチームにどれだけ貢献してきたのか。僕らさえ分かっていれば十分なのだ。カジェホンは自ら表舞台にたって主張するようなタイプではないのだから。

 

ウィングながら上下動を繰り返し、守備にも貢献する運動量、さらには十八番の鋭い飛び出し。特に後者においては、彼の右に出る者は、おそらく世界中を探しても誰一人としていないだろう。

それだけではない。『transfermarket』のデータによると、ナポリに在籍した7年で349試合出場し、82ゴール、78アシストを記録している。数字の面でもケチを付けるところは殆んどない。

先日、メルテンスナポリ史上最多得点記録を更新した際にも触れたが、彼の得点を最も多くをお膳立てしてきたのもカジェホンだ。

 

napoli9627.hatenablog.jp

 

これだけの素晴らしい活躍をしておいて、だれが脇役などと言わせようか。

 

これからナポリで右サイドを務めるプレイヤーは要求が高くなるだろう。単にカットインしてシュートに持ち込むというような、典型的なウィンガーには務まらない仕事をこなしてきたカジェホン他の同ポジションの選手とは一線を画する選手だった

彼と競わせるために、過去に何人もの選手を補強してきた。エマヌエレ・ジャッケリーニに始まり、アダム・ウナス、シモーネ・ヴェルディ、そして現所属のマッテオ・ポリターノにイルビング・ロサーノ…。だが、現状彼の座を脅かすようなプレーをしてきた選手は見つからなかった。

 

そして、そんな中でも退団してしまうカジェホン。彼らの到来と共に始まった「新しいナポリ」の戦いは、イグアインもとうの昔に去り、ハムシクも抜け、更にはカジェホンも去るとなると、いよいよ終焉の時がやってきたのだと実感させられる。向かう先に明るい未来はあるのか、よくわからないのが本音だ。

 

だが、否が応でも、カジェホンが去ったナポリはいよいよ別のチームへと移り変わるらなけらばならない。サイクルを支えてきた「ちびっこトリデンテ」も解体され、いわゆる「得意の形」「ナポリの十八番」が相手の胸元をえぐる必殺技になることは滅多になくなるだろう。

莫大な移籍金でヴィクター・オシメンがリールから加わったが、彼はこれまでのナポリとは気色の異なるプレイヤーであることは、一目瞭然。それこそ新チームの目玉候補だ。彼を経験豊富なメルテンスやインシーニェが指南して、これまでとは別の「新しいナポリが形成されていくだろう。そしてそこには、カジェホンと共にチームに貢献してきた、アランも、アルカディウシュ・ミリクも、ファウジ・グラムもおそらく居ない。躍進を遂げたサッリ・ナポリの面々の半数以上はチームを去ることになる

 

 

時代は移り変わっていく。カジェホンがいなくなっても、ナポレターノ達はナポリを応援し続けるだろう。だが決して、チームの主役として働いてきたカジェホンの姿は、忘れることはない。カピターノであるインシーニェは、冒頭に触れたInstagramの投稿に添えた文の最後に、こう記している。

 

「我が友よ!幸運よ!」

 

派手を好まないであろうカジェホンが、このコロナ禍においてひっそりと去っていくのもまた、彼らしいと言えば彼らしいが、ナポリファンは皆同じ思いのはずだ。

 

ミリク、希望する移籍先はユヴェントス?


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ナポリは契約延長を果たせなかったアルカディウシュ・ミリク(写真は公式より)を、この夏中に放出したい意向を持っているのは周知のとおりだが、どうやら希望する行先はユヴェントスのようだ。

 

『Gazttta dello Sport』によると、このポーランド人FWの心の中にはユヴェントスしかないと報じている。マウリツィオ・サッリが指揮官の座から解任され、アンドレア・ピルロがその代わりに就任したことも関係ないようだ。

ユヴェントスも、ゴンサロ・イグアインを放出したい意向を持っており、退団が濃厚。代わりの「純粋な」センターフォワードを探しているところだ。イグアインの後釜がミリクとなれば、2代にわたってユヴェントスセンターフォワードナポリから引っ張ってきた選手が務めることになるが、果たしてその移籍は行われるのだろうか。

 

尚、『Tuttosport』が報じるところによれば、ピルロが希望するセンターフォワードはミリクよりもローマのエディン・ジェコではないかと見られている。とはいえ、『Sky』によれば、ローマもジェコを手放す気はないようだ。

 

状況が錯綜しているが、いずれにせよ、ミリクの移籍は確実。過去にアウレリオ・デ・ラウレンティス会長も、「移籍しないのであれば、ベンチ送りだ」と発言していた経緯もある。

 

ナポリ側はミリクの移籍に、ユヴェントスに対して移籍金€5000万を要求していると噂される一方、ローマのジェンキズ・ウンデルとのトレードも画策しているところ。またローマは、ミリクと同様に契約年数が残り1年を切った二コラ・マクシモヴィッチにも興味を示していると言われている。